ヴィンテージワイン専門店【プラチナワイン】 > 1977年 ワイン
過去の販売例 1977年のワイン (昭和52年)
プラチナワインで過去に販売してきた1977年のワインリストです。
弊社ではムートンやマルゴー、ラフィットと言った5大シャトーなどのボルドーワインを中心にブルゴーニュ、イタリアワイン、ドイツワイン、スペインワイン、カリフォルニアワインなどのオールドヴィンテージワインを取り扱って参りました。 その数はこの10年間で2万本以上となります。
プラチナワインでは10年前より「ギフトに生れ年のワイン」と題してオールドヴィンテージワインを販売して参りました。 今までたくさんの方々にご利用いただき誠にありがとうございました。
今後もサービスの改善に努めさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
店頭販売(当日欲しい方へ) 全て無料木箱&ラッピング!
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1977年のヴィンテージ作柄・出来・評価
フランス
ボルドー
1977年のボルドーは、総じて困難な、そして品質の低いヴィンテージとして広く評価されています。1977年のボルドーヴィンテージは極めて不良でした。生育期間を通じて不利な気候に見舞われ、特に夏場の涼しさと湿気、そして収穫期の悪天候がブドウの成熟を著しく阻害しました。ブドウ畑での作業は生産者にとって複雑でした。冷涼で湿った夏に特徴づけられ、1977年はボルドーのブドウ畑にとって偉大なヴィンテージとはなりませんでした。このため、健全なブドウの収穫が極めて難しく、多くの地域で品質の低いワインしか生産できませんでした。
左岸のメドック地区では、主要品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンが十分に成熟せず、ワインは非常に淡い色合いで、酸味が強く薄い特徴を持つものが主流でした。タンニンは未熟で硬く、果実味は不足していました。ポイヤック、サンテステフ、サン・ジュリアン、マルゴーといったアペラシオンでも、ヴィンテージの難しさが品質に直接的に反映され、注目すべきワインはほとんど生産されませんでした。シャトー・ラフィット・ロスチャイルド1977とシャトー・ラトゥール1977だけが、楽しめるワインとして際立つことができました。多くのワインはバランスに欠け、長期熟成には全く適さないものでした。グラーヴ地区の赤ワインも同様に、軽く楽しめないものが多かったとされています。辛口白ワインについても、優れたものは期待できませんでした。
右岸のポムロールやサンテミリオンでも、メルローは困難な気候の影響を大きく受けました。ブドウは成熟せず、ワインは軽く構造が不足し、時に青臭いニュアンスを持つものが見られました。サンテミリオンやポムロールのトップシャトーでも、品質の確保は極めて困難であり、例年通りのレベルのワインを造ることはほぼ不可能でした。多くのワインが品質基準を満たさず、格下げされたり、バルクで売却されたりしました。右岸の赤ワインも、早期消費ですら楽しみが限られるものがほとんどでした。
ソーテルヌおよびバルサックの甘口ワインにとっても、1977年は極めて難しいヴィンテージでした。貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の理想的な発生に必要な気候条件が全く整わず、品質の高い甘口ワインは事実上生産されませんでした。一部でわずかに生産されたとしても、注目すべきレベルには達していませんでした。
ブルゴーニュ
1977年のブルゴーニュは、全体として困難な、そして品質の低いヴィンテージと評価されています。生育期間中の不利な気候、特に夏場の涼しさと湿気、そして収穫期の悪天候がブドウの成熟と健全性に深刻な影響を与えました。ブルゴーニュでは、シーズン終盤にブドウの良好な熟成が見られました。収穫を救った晴れた天候により、パワフルなアロマを持つワインが生まれました。これにより、収穫量も少なく、品質も全体的に低くなりましたが、一部では飲みやすいワインも生産されました。
赤ワイン(ピノ・ノワール)は、非常に淡い色合いで、酸が高く、タンニンが硬い、バランスの取れていないワインが主流でした。果実味が不足しており、時に青臭いニュアンスを持つものも見られました。コート・ド・ニュイのジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュといったアペラシオンや、グラン・クリュ、プルミエ・クリュ畑でも、ヴィンテージの難しさが品質に甚大な影響を与えました。優れたドメーヌでも、このヴィンテージで飲むに値するワインを造ることは非常に困難でした。これらのワインは長期熟成には全く適さず、若い頃から楽しみが限られていました。
コート・ド・ボーヌの赤ワインも同様に、アロース・コルトン、ボーヌ、ポマール、ヴォルネーといった村々で、軽く酸が際立ったワインが主流でした。
白ワイン(シャルドネ)も、赤ワインと同様に極めて困難な出来でしたが、相対的には赤よりも良好でした。酸が非常に高く、果実味が不足している傾向が見られました。コート・ド・ボーヌの白ワイン産地であるムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェでも、一般的には品質の低いヴィンテージと評価されています。シャブリ地区でも、シャープさやミネラル感はありますが、非常に薄く楽しめないワインが多かったとされています。全体として、ブルゴーニュの1977年は、赤・白ともに品質が極めて低く、避けるべきヴィンテージの一つとして広く認識されています。
ローヌ
1977年のローヌ地方は、北部・南部ともに一般的に平均的または困難なヴィンテージと評価されています。降雨の多い気候はローヌ渓谷も例外ではありませんでした。9月の好天にもかかわらず、この地域では非常に優れたワインは見られません。赤ワインの品質は美しい色合いで正しいものでした。生育期間中の不利な気候条件により、ブドウは十分に成熟せず、健全な状態を保つことも困難でした。
北部ローヌでは、主要品種であるシラーは、夏の気候の影響を大きく受け、品質にばらつきが見られました。ワインは一般的に軽いスタイルで、凝縮感や複雑さは限られていました。エルミタージュ、コート・ロティ、クローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフ、コルナスといったアペラシオンでも、注目すべきワインは生産されず、早期消費向けのものが主流でした。一部の畑や生産者からは満足のいくワインが生産されましたが、全体としては特筆すべきヴィンテージではありませんでした。
南部ローヌも概ね同様の傾向で、グルナッシュを主体とする赤ワインは、軽く果実味が控えめなものが多かったとされています。シャトーヌフ・デュ・パプでは、ヴィンテージの難しさが品質に影響し、偉大なヴィンテージに見られる構造や複雑さは限られていました。ジゴンダス、ヴァケイラスといったアペラシオンも一般的には平均的な出来でした。全体として、ローヌの1977年は、品質の面では特別なものではなく、多くのワインは既に飲み頃を過ぎていると考えられます。
ロワール
1977年のロワール地方は、全般的に非常に困難なヴィンテージと評価されています。生育期間中の不利な気候条件により、ブドウの成熟が不十分で、品質が極めて低くなりました。
ソーヴィニヨン・ブランの産地であるサンセールやプイィ・フュメでは、一般的に軽く酸が非常に高い白ワインが生産されました。果実味が不足しており、アロマティックな表現力も限られていました。
シュナン・ブランの産地であるヴーヴレやモンルイ・シュール・ロワールでは、辛口、半辛口、甘口のいずれのスタイルも品質は極めて低調でした。酸が高く、バランスに欠けるワインが主流でした。甘口ワインも、貴腐の発生が限られていたため、注目すべきものは生産されませんでした。サヴニエールでも、品質は非常に低かったとされています。
カベルネ・フランを主体とする赤ワイン産地であるシノンやブルグイユでは、淡い色合いで、青臭いニュアンスや硬いタンニンを持つワインがほとんどでした。果実味が不足しており、楽しめないものが主流でした。全体として、ロワールの1977年は、品質の面では全く注目すべきヴィンテージではなく、避けるべきヴィンテージの一つです。
アルザス
アルザスの1977年も、フランスの他の地域と同様に困難なヴィンテージでした。低温と多雨の影響を受け、ブドウの成熟が十分に進まなかったため、品質の高いワインの生産が難しい年となりました。
リースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ピノ・ブランなどの主要品種は、酸が高く、果実味や複雑さが不足するワインとなる傾向がありました。一部の生産者や畑からは満足のいくワインも生産されましたが、全体としては特筆すべきヴィンテージではありませんでした。
全体として、アルザスの1977年は品質の面で困難なヴィンテージであり、多くのワインは既に飲み頃を過ぎていると考えられます。
シャンパーニュ
シャンパーニュの1977年も、フランスの他の地域と同様に困難なヴィンテージでした。夏の悪天候と病害の影響を受け、慎重な選果が求められました。1977年はロデレール・クリスタル・ブリュットのみがヴィンテージ・シャンパーニュとして市場に出た希少な年と言われています。
シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエといった主要品種は、酸が高く、果実味が不足するベースワインとなる傾向がありました。ほとんどの生産者がノン・ヴィンテージのシャンパーニュの生産に注力し、ヴィンテージ・シャンパーニュの生産を見送りました。
全体として、シャンパーニュの1977年は、品質の面で困難なヴィンテージであり、投資や長期保存の観点からは避けるべき年と考えられます。
イタリア
1977年のイタリアは、全体として困難なヴィンテージと評価されています。地域によって品質に差が見られましたが、多くの主要産地で気候条件が理想的ではなかったため、一般的には平均的またはそれ以下の出来でした。特に北部では厳しい年だったという情報が見られます。
北部イタリアでは、ピエモンテ州(バローロ、バルバレスコ)は、優れたヴィンテージではありませんでした。ネッビオーロは十分に成熟するのが難しく、ワインは軽く構造が不足している傾向が見られました。ヴェネト州なども概ね平均的な出来でした。
中部イタリアでは、トスカーナ州(キャンティ・クラシコ、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ)も一般的に平均的から困難なヴィンテージでした。サンジョヴェーゼは気候の影響を受け、品質の確保が困難な地域が多くありました。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノでも、満足のいくワインは限られており、全体としては注目すべきヴィンテージではありませんでした。しかし、一部の熱心な生産者からは、この困難な年にもかかわらず良好なワインが生産されたという報告も見られます。
南イタリアも、地域によって状況は異なりますが、一般的には例外的なヴィンテージではありませんでした。全体として、イタリアの1977年は、地域によって品質に差が見られましたが、一般的に平均的または困難な品質のワインが生産されたヴィンテージでした。
スペイン
1977年のスペインは、全体として平均的または困難なヴィンテージと評価されています。地域によって品質に差が見られました。
リオハは、一般的に特筆すべきものではないヴィンテージでした。夏の気候が理想的ではなく、ブドウの成熟が不均一になったり、品質にばらつきが出たりしました。ワインは一般的に軽いスタイルで、長期熟成のポテンシャルは限られていました。
リベラ・デル・ドゥエロといったその他の主要地域についても、優れたヴィンテージではありませんでした。
全体として、スペインの1977年は、品質の面では特別なものではなく、多くのワインは既に飲み頃を過ぎていると考えられます。
ドイツ
1977年のドイツは、一般的に平均的または平均以下のヴィンテージと評価されています。夏の気候が涼しく湿気が多く、収穫期にかけての天候がブドウの成熟に影響を与えました。
リースリングは、十分に成熟するのが困難でした。ワインは一般的に軽く、酸が高く、果実味が不足している傾向が見られました。モーゼル、ラインガウ、ナーエ、ファルツ、ラインヘッセンといった主要地域でも、品質の高いワインは限られており、多くのワインはバランスが取れておらず楽しめないものでした。甘口ワインは生産量が限られ、注目すべきものは少なかったとされています。しかし、一部でアイスワイン(アイスヴァイン)が生産されたという報告もあり、これらの特別なワインは品質が高かった可能性があります。
全体として、ドイツの1977年は、品質の面では特筆すべきものではないヴィンテージと評価されていますが、一部の特別なワインに注目すべきものが見られました。
アメリカ
1977年のアメリカ、特にカリフォルニア州は、一般的に満足のいくヴィンテージだったという評価が見られます。一部で課題はあったものの、品質の高いワインも生産されました。
カリフォルニア州では、生育期間を通して比較的安定した気候だった地域が多く、ブドウは健全に成熟しました。ナパ・ヴァレーやソノマ・カウンティといった主要地域では、カベルネ・ソーヴィニヨンやその他の品種で満足のいく品質のワインが生産されました。ワインは一般的にバランスが取れ、表現力豊かな果実味を持つものが見られました。過度に暑い年ではなかったため、フレッシュさも比較的保たれていました。一部の著名な生産者からは、長期熟成可能なワインも生産されたという情報も見られます。
オーストラリア
1977年のオーストラリアは、地域によってヴィンテージの出来にばらつきが見られましたが、一般的に平均的または平均以下の品質のワインが生産されました。
南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェール、クナワラといった地域でも、一般的には満足のいく品質のワインは限られていました。シラーズやカベルネ・ソーヴィニヨンは、品質にばらつきが見られました。
ポルトガル(ポートワイン)
1977年のポルトガル、特にドウロ地方のヴィンテージ・ポートは、例外的な品質の、傑出したヴィンテージとして広く認識されています。ポートにとって、1977年のヴィンテージは優れており、クラシックイヤーとして幸福に描写されています。1977年のポートヴィンテージは1979年に宣言された際にクラシックとして称賛され、業界から好評を博しました。コックバーン、マルティネス、ノヴァルを除くすべての主要なポート・ハウスがヴィンテージ宣言を行い、長期熟成に非常に適した、力強く凝縮感のあるワインが生産されました。
生育期間を通して理想に近い気候条件に恵まれ、特に収穫期には完璧な天候でした。これにより、品質の高いブドウが収穫され、優れたヴィンテージ・ポートが生まれました。当初は期待された通りの素晴らしさには達しなかったものの、これらのワインは、豊かな果実味、構造のしっかりしたタンニン、そして素晴らしい複雑さを備え、現在でも多くのものが優れた状態で楽しめるレベルとなっています。生産から20年後、ワインは完全に熟成しており、一部はすでに老化の兆候を示し始めていました。これは非常に良いヴィンテージですが、1963年や1945年の水準には達していません。
全体として、1977年のヴィンテージ・ポートは、20世紀後半における最も偉大なヴィンテージの一つとして評価され、現在でも質の高いポートワインとして注目されています。ヴィンテージ・ポートは、ポート・ファミリーの中で最も高価で権威のあるメンバーであり、果実の品質と量の両方が揃った最高の年にのみ「宣言」されます。


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