ヴィンテージワイン専門店【プラチナワイン】 > 2017年 ワイン
過去の販売例 2017年のワイン (平成29年)
プラチナワインで過去に販売してきた2017年のワインリストです。
弊社ではムートンやマルゴー、ラフィットと言った5大シャトーなどのボルドーワインを中心にブルゴーニュ、イタリアワイン、ドイツワイン、スペインワイン、カリフォルニアワインなどのオールドヴィンテージワインを取り扱って参りました。 その数はこの10年間で2万本以上となります。
プラチナワインでは10年前より「ギフトに生れ年のワイン」と題してオールドヴィンテージワインを販売して参りました。 今までたくさんの方々にご利用いただき誠にありがとうございました。
今後もサービスの改善に努めさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
店頭販売(当日欲しい方へ) 全て無料木箱&ラッピング!
|
種類> |
商品画像 |
|
|
|
生産者名 ワイン名 |
|
|
商品名をクリックすると詳細・説明画面が表示されます |
|


750ml |
 |
商品コード: 6990731 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6990892 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900109 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900110 |
|
|
在庫のある商品のリストはこちらから>> 2017年 ワイン >>
2017年のヴィンテージ作柄・出来・評価
フランス
ボルドー
2017年のボルドーは、春の厳しい霜害がヴィンテージ全体に大きな影響を与えた年として記憶されています。4月下旬の霜は広範囲に被害をもたらし、特に低地や台地の一部で甚大な被害が出ましたが、川沿いの畑や標高の高い畑は比較的影響が少ないか、全く受けませんでした。これにより、収穫量は大幅に減少した地域が多く、生産者によって出来に大きな差が見られました。しかし、霜の被害を免れた畑や、二次芽からの生育を丁寧に管理した畑では、夏以降の素晴らしい天候の恩恵を受け、品質の高いワインが生産されました。夏は暑く乾燥していましたが、極端な熱波はなく、ブドウは健全に成熟しました。収穫期は理想的な好天に恵まれ、完璧に成熟したブドウが収穫されました。
左岸
左岸のメドック地区では、春の霜害により一部の畑で被害が出ましたが、多くの主要な地区やトップシャトーの畑は比較的影響が少なく、品質の高いブドウが収穫されました。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは、夏以降の好天により健全に成熟し、エレガントでフレッシュな果実味、洗練されたタンニン、そしてバランスの取れた構造を持つワインが生産されました。パワフルさよりもフィネスとアロマティックな複雑さに特徴が見られます。ポイヤック、サンテステフ、サン・ジュリアン、マルゴーといった主要地区では、霜害の影響が限定的だったシャトーで素晴らしい赤ワインが生産されました。グラーヴ地区のペサック・レオニャンでも、シャトー・オー・ブリオンやシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンをはじめとするシャトーが素晴らしい赤ワインと、品質が非常に高い辛口白ワインを生産しました。辛口白ワインは、緊張感と複雑さを兼ね備えています。
右岸
右岸のポムロールやサンテミリオンでは、春の霜害の影響を受けた畑が多くありましたが、特に台地の一部や標高のある畑は被害が少なく、品質の高いブドウが収穫されました。メルローは全般的に良好な出来で、豊かな果実味と柔らかな質感を持つワインが生まれました。サンテミリオンの石灰質台地や、ポムロールの優れたテロワールでは、表現力豊かでバランスの取れたワインが生産されました。シャトー・シュヴァル・ブラン、シャトー・オーゾンヌ(サンテミリオン)、シャトー・ペトリュス、シャトー・ラフルール(ポムロール)といったトップシャトーは、霜害の影響が限定的だった畑から素晴らしいワインを生産しました。右岸全体としては、霜害の被害の度合いによって品質に差が見られましたが、成功したワインは楽しさが高いです。
ソーテルヌとバルサック
ソーテルヌおよびバルサックの甘口ワインにとっては、素晴らしいヴィンテージとなりました。9月以降の乾燥した温暖な気候と、それに続く貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の理想的な発生条件が整いました。その結果、豊かなアロマ、複雑な風味、そしてバランスの取れた酸を持つ、優れた品質の甘口ワインが広く生産されました。シャトー・ディケムをはじめとする多くのシャトーで、素晴らしい甘口ワインが生まれました。
ブルゴーニュ
2017年のブルゴーニュは、春の厳しい霜害により、多くの地域で収穫量が劇的に減少した、極めて厳しいヴィンテージとなりました。特にシャブリ地区やコート・ド・ボーヌの一部、そしてコート・ド・ニュイの一部で甚大な被害が出ました。しかし、量が極めて少ない一方で、残ったブドウの品質は高く、純粋でクラシックなワインが生産されました。4月下旬の霜は、既に芽吹いていたブドウに大きな被害をもたらしました。夏場は比較的安定した天候で、病害の発生も比較的少なかったため、被害を免れた畑ではブドウは健全に生育しました。収穫期には理想的な好天に恵まれ、完璧に成熟したブドウが収穫されました。
ブルゴーニュ赤ワイン
赤ワイン(ピノ・ノワール)は、収穫量が少ないながらも、純粋で表現力のある果実味、驚くべき凝縮感、そして細かく滑らかなタンニンを備えた、素晴らしい品質となりました。ワインは深みのある色合いを持ち、複雑なアロマと長い余韻が特徴です。エレガンスと構造を兼ね備え、長期熟成のポテンシャルも高いです。コート・ド・ニュイでは、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボール・ミュジニー、ヴージョ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュといった村名地区およびグラン・クリュ、プルミエ・クリュ畑で、それぞれのテロワールの個性が見事に表現されたワインが生産されました。収量の少なさが凝縮度を高めています。
コート・ド・ボーヌ
コート・ド・ボーヌの赤ワインも、霜や雹の被害がなかった地域では品質が非常に高く、ポマール、ヴォルネイ、アロース・コルトンといった村々で、構造がしっかりしていながらもエレガントな赤ワインが見られます。酸が綺麗で、バランスの取れた仕上がりです。
ブルゴーニュ白ワイン
白ワイン(シャルドネ)は、収穫量が極めて少なかった地域が多いものの、品質は優れていると評価されています。引き締まって緊張感のある酸、際立ったミネラル感、そして明確で表現力のある果実味を持つワインが主流です。濃縮感がありながらもバランスが取れています。コート・ド・ボーヌの白ワイン産地であるムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、シャサーニュ・モンラッシェでは、例外的な白ワインが数多く生産されました。シャブリ地区も厳しい霜害に見舞われましたが、残ったブドウからはクリスタルのようなミネラル感と純粋な果実味を持つ素晴らしい白ワインが生産されました。マコネ地区も同様に収量は少なかったですが、品質は良好でした。全体として、ブルゴーニュの2017年は、収量は壊滅的な地域が多い一方、品質は例外的に高いヴィンテージと評価されています。
ローヌ
2017年のローヌ地方は、北部・南部ともに全般的に良好なヴィンテージでした。春の霜害や夏場の暑さなど、厳しい要因もありましたが、全体的な品質は満足できるものから良好でした。
北部ローヌ
北部ローヌでは、主要品種であるシラーは、春の霜害の影響を受けた畑もありましたが、全般的に良好な品質となりました。夏場は暑く乾燥しており、ブドウは健全に成熟しました。ワインは全般的に豊かで表現力のある果実味、そしてしっかりとしたタンニンを備えたスタイルとなりました。エルミタージュ、コート・ロティ、クローズ・エルミタージュ、サン・ジョセフ、コルナスといった地区で、満足できるから良好な品質の赤ワインが見られました。ヴィオニエから造られるコンドリューなども満足できる出来でした。
南部ローヌ
南部ローヌも全般的に良好なヴィンテージでした。グルナッシュは、春の霜害の影響を受けた地域もありましたが、夏場の暑さと乾燥により健全に成熟しました。ワインは全般的に豊かで力強い果実味、そして豊富なタンニンを持つスタイルとなりました。シャトーヌフ・デュ・パプでは、品質の高いワインが生産され、凝縮感と深みが注目されます。ジゴンダス、ヴァケイラスといった地区も全般的に品質が高く、力強いワインが多く見られました。全体として、ローヌの2017年は、厳しい気候を経て、全般的に楽しめるワインが生産されたヴィンテージと言えます。
ロワール
2017年のロワール地方は、厳しい霜害により、多くの地域で収穫量が劇的に減少した、極めて厳しいヴィンテージとなりました。特に中央ロワール(サンセール、プイィ・フュメ、シノン、ブルグイユなど)で甚大な被害が出ましたが、ペイ・ナンテやアンジューの一部も影響を受けました。しかし、量が極めて少ない一方で、残ったブドウの品質は高く、純粋でクラシックなワインが生産されました。4月下旬の霜は、既に芽吹いていたブドウに壊滅的な被害をもたらしました。夏場は比較的安定した天候で、病害の発生も比較的少なかったため、被害を免れた畑ではブドウは健全に生育しました。収穫期には理想的な好天に恵まれ、完璧に成熟したブドウが収穫されました。
ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランの産地であるサンセールやプイィ・フュメでは、厳しい霜害により収量が激減しましたが、残ったブドウからはフレッシュで表現力のある白ワインが生産されました。ミネラル感と引き締まった酸を備えたものが成功です。
シュナン・ブラン
シュナン・ブランの産地であるヴーヴレやモンルイ・シュール・ロワールでも、霜害の影響を受けた畑が多くありましたが、夏以降の好天により品質が向上しました。辛口、半辛口、甘口のいずれのスタイルも、品質の高いものが生産されましたが、収量は極めて限られました。サヴニエールでも、満足できるシュナン・ブランが見られます。
ロワール赤ワイン
カベルネ・フランを主体とする赤ワイン産地であるシノンやブルグイユでは、春の霜害の影響を受けた畑が多くありましたが、残ったブドウからは純粋で表現力のある赤ワインが生産されました。全体として、ロワールの2017年は、収量は壊滅的な地域が多い一方、品質は素晴らしいヴィンテージと評価されています。
アルザス
2017年のアルザスは、春の霜害の影響を受けた畑も一部にありましたが、夏以降は安定した気候に恵まれ、リースリング、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールなどの品種が良好に成熟しました。ワインはフレッシュさとミネラル感を兼ね備え、バランスの取れた仕上がりとなっています。
シャンパーニュ
2017年のシャンパーニュは、春の霜害や夏場の雨の影響を受けた畑もありましたが、秋の好天により品質が向上しました。ワインは果実味とミネラル感のバランスが良く、フレッシュな酸が心地よい仕上がりとなっています。
イタリア
ピエモンテとバローロ
2017年のイタリアは、地域によってヴィンテージの評価に差が見られましたが、全般的に満足できるから良好な品質のワインが生産されました。暑く乾燥した夏が特徴でした。一部の地域では熱波や乾燥の影響が強く見られました。北部イタリアでは、ピエモンテ州は全般的に良好なヴィンテージでした。特にネッビオーロは、暑く乾燥した夏の恩恵を受け、凝縮感のあるワインが生産されました。バローロやバルバレスコは、力強く表現力豊かなスタイルとなり、長期熟成のポテンシャルを持つものも見られますが、ヴィンテージによっては暑さの影響が見られるものもあります。ヴェネト州なども概ね満足できる出来でした。
トスカーナ
中部イタリアでは、トスカーナ州は全般的に良好なヴィンテージでした。キャンティ・クラシコやブルネッロ・ディ・モンタルチーノのサンジョヴェーゼは、暑く乾燥した夏に満足できるレベルに成熟し、構造と果実味のバランスが取れたワインが生産されました。ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、品質の高いものが生産されていますが、暑さの影響を受けた地域も見られます。ラ・モッラ、モンフォルテ・ダルバ、セッラルンガ・ダルバ、バローロ、カスティリオーネ・ファッレット、モンタルチーノ、カステルヌオーヴォ・ベラルデンガ、ガイオーレ・イン・キャンティ、ラッダ・イン・キャンティなどの村で特に高品質なワインが生まれました。
南イタリア
南イタリアは、全般的に良好なヴィンテージでした。暑く乾燥した気候により、ブドウは健全に成熟し、力強く表現力のある果実味を持つワインが生産されました。ただし、一部で極端な熱波や乾燥の影響が見られた地域もあります。全体として、イタリアの2017年は、地域によって品質に差が見られましたが、全般的に満足できるから良好な品質のワインが生産されたヴィンテージでした。
スペイン
リオハ
2017年のスペインは、地域によってヴィンテージの出来にばらつきが見られましたが、全般的に満足できるから良好な品質のワインが生産されました。暑く乾燥した夏が特徴でした。一部の地域では熱波や乾燥の影響が強く見られました。リオハは、全般的に良好なヴィンテージでした。暑く乾燥した夏によりブドウは凝縮しましたが、品質にはばらつきが見られました。丁寧な畑管理と選果を行った生産者からは品質の高い赤ワインが生産されました。リオハ・アルタ、リオハ・アラベサ、リオハ・バハなどの地区で良好なワインが見られました。
リベラ・デル・ドゥエロとプリオラート
リベラ・デル・ドゥエロも全般的に良好なヴィンテージでした。暑く乾燥した夏がテンプラニーリョ(ティント・フィノ)にとって有利に働き、凝縮感がありながらもバランスの取れたワインが生産されました。ペニャフィエルなどの地区で良好なワインが生まれました。プリオラートでも品質の高いヴィンテージでした。カリニェナやガルナッチャは、暑く乾燥した気候に適応し、凝縮感がありながらもバランスの取れたワインとなりました。ラ・オルミガ、グラタリョフス、ポボレダなどの村でも良好なワインが生まれました。その他の地域でも品質はばらつきましたが、満足できるワインが生産されています。全体として、スペインの2017年は、厳しい気候を経て、品質に差が見られましたが、全般的に満足できるから良好なヴィンテージと言えます。
ドイツ
リースリング
2017年のドイツは、全般的に素晴らしいヴィンテージと評価されています。春の霜害による収量減はありましたが、夏以降の好天により品質が向上しました。リースリングは、春の霜害の影響を受けた地域もありましたが、夏から収穫期にかけての理想的な天候により品質が向上しました。モーゼル、ラインガウ、ナーエ、ファルツ、ラインヘッセンといった主要地域で、純粋な果実味、バランスの取れた酸、そしてミネラル感を備えた素晴らしいリースリングが生産されました。ベルンカステル、ピースポート、ヴェーレン、ヨハニスベルク、ルーデスハイム、デイデスハイムなどの村で特に良好なワインが生まれました。
遅摘みワイン
辛口ワインは全般的に品質が高く、緊張感と複雑さを兼ね備えています。遅摘みワイン(シュペートレーゼ、アウスレーゼ)や極甘口ワイン(ベーレンアウスレーゼ、トロッケンベーレンアウスレーゼ)は生産量が限られましたが、品質の高いものが見られます。全体として、ドイツの2017年は、品質の面で素晴らしいヴィンテージであり、特にリースリングは注目ですが、収量は限られました。
アメリカ
カリフォルニア
2017年のアメリカ、特にカリフォルニア州は、素晴らしいヴィンテージと評価されていますが、収穫期の山火事が一部で影響を与えました。生育期間を通して温暖で乾燥した気候が続き、ブドウは健全に成熟しました。しかし、10月に発生した大規模な山火事は、特にナパ・ヴァレーとソノマ・カウンティで深刻な被害をもたらし、収穫への影響や煙の香りの懸念が生じました。カリフォルニア州では、夏は温暖で乾燥しており、ブドウの成熟は順調でした。しかし、山火事の影響を受けた地域では、収穫の遅れや煙の香りのリスクが高まりました。ナパ・ヴァレーやソノマ・カウンティといった主要地域では、山火事の影響を受けなかった畑や、丁寧な選果を行った生産者からは品質の高いワインが生産されました。特にカベルネ・ソーヴィニヨンは、素晴らしい品質のものが見られますが、火災の影響を受けた地域では品質にばらつきが見られます。オークヴィル、ラザフォード、セント・ヘレナ、カリストガ、ロシアン・リヴァー・ヴァレー、ソノマ・コースト、アレクサンダー・ヴァレーなどの地区で良好なワインが生まれました。
オレゴンとワシントン
オレゴン州やワシントン州は、全般的に素晴らしいヴィンテージでした。オレゴン州のピノ・ノワールやシャルドネは、表現力豊かでバランスの取れたワインが生産されました。ワシントン州でも、理想的な気候により品質の高い赤ワインが生産されました。全体として、アメリカの2017年は、カリフォルニアは山火事の影響を受けた地域がある一方、品質の高いワインも生産されたヴィンテージであり、オレゴンやワシントン州は素晴らしいヴィンテージでした。
オーストラリア
南オーストラリア
2017年のオーストラリアは、地域によってヴィンテージの出来にばらつきが見られましたが、全般的に良好な品質のワインが生産されました。南オーストラリア州のバロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェール、クナワラといった地域では、全般的に良好なヴィンテージでした。シラーズやカベルネ・ソーヴィニヨンは、凝縮感がありながらもバランスの取れたワインが生産されました。一部の地域では夏の熱波や乾燥の影響を受けましたが、丁寧な対応を行った生産者からは品質の高いワインが生産されました。
その他の地域
ヴィクトリア州やニューサウスウェールズ州の一部地域では、夏の暑さや収穫期の天候変動の影響を受け、品質に差が出た地域も見られますが、満足できるワインが生産された地域も見られます。西オーストラリア州のマーガレット・リヴァーでは、比較的安定した気候に恵まれ、バランスの良いワインが生まれました。全体として、オーストラリアの2017年は、地域によって品質に差が見られましたが、多くの主要産地で満足できるから良好な品質のワインが生産されたヴィンテージでした。


[2017年生まれ 暦・年齢・干支・一覧表] [2017年過去の販売ワイン]
|