2007年 シャトー・トロット・ヴィエイユ|サンテミリオン プルミエ・グラン・クリュB
2007年ヴィンテージ
2007年のボルドー右岸は難しいヴィンテージ。しかしトロット・ヴィエイユの東向き斜面は水はけに優れ、冷涼な年でもブドウの成熟を確保できる恵まれた立地です。結果として、繊細さと透明感を備えたスタイルのワインが生まれました。
シャトー・トロット・ヴィエイユ
サンテミリオンの台地上、石灰岩の露頭に位置する歴史あるシャトー。名前は古フランス語で「老婦人が小走りする」を意味し、その起源は15世紀まで遡ります。わずか10ヘクタールの小さな畑から、凝縮度の高いワインを生み出します。カスティヤ家が所有し、ボーセジュール・ベコやクロ・フルテと同じグループに属するシャトーです。
味わいの特徴
メルロを主体にカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニョンを配合。ラズベリーやレッドカラントの赤系果実に、ミネラルと白い花のアロマが混じります。石灰岩由来のキリッとしたミネラル感がこのシャトーの個性。17年の瓶熟成で角が取れ、枯葉や紅茶、ほのかな甘草の余韻が広がるしっとりとした味わいに仕上がっています。
2007年という時代
初代iPhoneが世に出た年。日本では東京マラソンが初めて開催されました。この年に生まれた方にとって、18歳を過ぎて初めて味わう自分と同い年のボルドーは、時間の重みを静かに伝えてくれる一本となるでしょう。