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ヴィンテージワイン専門店【プラチナワイン】 > 2006年 ワイン
過去の販売例 2006年のワイン （平成１８年）
プラチナワインで過去に販売してきた2006年のワインリストです。
弊社ではムートンやマルゴー、ラフィットと言った5大シャトーなどのボルドーワインを中心にブルゴーニュ、イタリアワイン、ドイツワイン、スペインワイン、カリフォルニアワインなどのオールドヴィンテージワインを取り扱って参りました。 その数はこの10年間で2万本以上となります。
プラチナワインでは10年前より「ギフトに生れ年のワイン」と題してオールドヴィンテージワインを販売して参りました。 今までたくさんの方々にご利用いただき誠にありがとうございました。
今後もサービスの改善に努めさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
店頭販売（当日欲しい方へ） 全て無料木箱＆ラッピング！
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商品コード： 6990183 |
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商品コード： 8878225 |
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商品コード： 6990486 |
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商品コード： 7900054 |
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商品コード： 7800106 |
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商品コード： 7800099 |
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商品コード： 6800003 |
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商品コード： 7900075 |
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商品コード： 6990803 |
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商品コード： 6550002 |
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商品コード： 6550005 |
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商品コード： 6015241 |
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商品コード： 8879333 |
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商品コード： 6041434 |
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商品コード： 6041719 |
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商品コード： 6041437 |
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2006年のヴィンテージ作柄・出来・評価
フランス：ボルドー
2006年のボルドーは、天候が変動しながらも良好な収穫を迎えました。寒冷な冬と多雨の春で始まり、夏は暑く乾燥していましたが、8月には気温が下がり、雨が戻りました。これによりブドウの成熟に影響が見られましたが、9月にはインディアンサマー（晩夏の温暖期）が訪れ、ブドウの成熟を促進しました。しかし、収穫期には再び降雨があり、タイミングが重要となりました。左岸ではメドックのポイヤックが特に成功し、シャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・ポンテ・カネなどが高品質なワインを生産しました。カベルネ・ソーヴィニヨンは比較的良好に成熟し、骨格のしっかりとしたワインが生まれました。右岸のポムロールではメルローが良好に熟し、濃縮感のあるワインが評価されています。一方でサンテミリオンでは品質にばらつきが見られ、一部のワインはタンニンが強く、やや硬い印象を持つものもありました。全体として2006年のボルドーワインは、2005年の傑出したヴィンテージには及ばないものの、優れた生産者からは熟成可能な高品質のワインが生産され、中期的な熟成を経て現在では飲み頃を迎えつつあります。
フランス：ブルゴーニュ
ブルゴーニュでは、寒冷な冬と春が続き、開花が遅れました。6月と7月は非常に暑く乾燥し、ブドウの生育が進みましたが、8月の冷涼で湿潤な天候により成熟が遅れ、ボトリティス菌（灰色カビ病）のリスクが高まりました。9月の晴天がブドウの成熟を助け、収穫は比較的良好な条件下で行われました。赤ワインはピノ・ノワールの果実味と酸味が調和した早熟なスタイルとなり、チェリーやラズベリーの風味が特徴的です。コート・ド・ニュイでは特にヴォーヌ・ロマネとシャンボール・ミュジニーの村で良好な結果となり、エレガントで飲みやすいワインが生産されました。コート・ド・ボーヌではポマールとヴォルネイが比較的安定した品質を示しています。白ワインはシャルドネを中心に新鮮さと熟成可能な構造を持つものが生産され、特にシャブリとピュリニー・モンラッシェでは優れた品質のワインが見られます。ムルソーでも柑橘系とナッツの風味を持つリッチなワインが生まれました。この年は飲み頃の早いスタイルとして知られており、赤ワインは現在すでに良好な飲み頃を迎えていますが、上級の白ワインはまだ熟成のポテンシャルを持っています。
フランス：シャンパーニュ
シャンパーニュ地方の2006年は、乾燥した6月と7月により良好な開花とブドウの成熟が進みましたが、8月の雨と湿度の上昇により病害のリスクが高まりました。9月には天候が回復し、収穫は比較的良好な条件で行われました。シャルドネとピノ・ノワールが良好な成熟を見せ、特にシャルドネは酸味と糖度のバランスが取れた状態で収穫されました。ピノ・ノワールも良好な結果を示し、一部の生産地では優れた品質のブドウが収穫されました。全体的には平均的なヴィンテージと評価されていますが、一流の生産者からはエレガントで熟成可能なヴィンテージ・シャンパーニュが生産されました。これらのシャンパーニュは柑橘類とリンゴの風味にトースト香が加わった複雑な風味を持ち、適度な酸味と長い余韻が特徴です。2006年のシャンパーニュはリッチさとフレッシュさのバランスが取れており、現在では十分に熟成して優れた飲み頃を迎えています。
フランス：ローヌ
ローヌ地方では2006年、北部と南部の両方で優れたヴィンテージとなりました。春は穏やかで、6月と7月は暑く、適度な降雨がありました。9月も良好な天候が続き、ブドウは十分に成熟しました。北部ローヌではシラー主体の赤ワインがスパイシーで濃縮感のあるものとなり、コート・ロティやエルミタージュなどの銘醸地では黒果実とスパイスの風味を持つ複雑なワインが生産されました。これらのワインはフィネスとエレガンスを備え、長期熟成に適したものが多く見られます。コンドリューでは、ヴィオニエから作られる白ワインが桃やアプリコットの風味と豊かな質感を持ち、複雑で魅力的なワインに仕上がりました。南部ローヌではグルナッシュ主体のブレンドが豊かな果実味を示し、シャトーヌフ・デュ・パプやジゴンダスではレッドベリーとハーブの風味が調和した濃厚な赤ワインが生産されました。リラックや地方の赤ワインも良好な品質を示し、フルーティーでバランスの取れたワインが多く見られます。全体として2006年のローヌは、北部と南部ともに非常に成功したヴィンテージとされ、特に赤ワインは長期熟成のポテンシャルを持つ優れた品質のものが多く生産されました。
イタリア：トスカーナ
トスカーナ地方の2006年は、非常に優れたヴィンテージとされています。生育期を通じて好天が続き、ブドウは均一に成熟しました。特にブルネッロ・ディ・モンタルチーノは高い評価を受け、素晴らしい品質のサンジョベーゼ主体のワインが生産されました。これらのワインはチェリーとスパイスの風味が豊かで、タンニンがきめ細かく、酸味とのバランスが取れています。長期熟成に適したワインが多く見られ、特に標高の高い畑からのワインは複雑さと凝縮感を持っています。キアンティ・クラシコも非常に良好な結果となり、サンジョベーゼの特徴を生かした果実味豊かでエレガントなワインが生産されました。スーパータスカンと呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを使用したワインも優れた品質を示し、特にボルゲリとマレンマの沿岸部では濃厚で力強いワインが生まれました。ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノも良好な結果となり、サンジョベーゼの特徴的なアロマと果実味を持つバランスの取れたワインが生産されました。全体として2006年はトスカーナにとって記憶に残る素晴らしいヴィンテージとなり、特に赤ワインは長期熟成のポテンシャルを持つものが多く生産されました。
イタリア：ピエモンテ
ピエモンテ地方では、2006年は極端な天候に見舞われました。7月初旬の猛暑とその後の冷涼で湿潤な気候がブドウの成熟に影響を与えましたが、9月と10月の良好な天候がブドウの最終的な成熟を助けました。バローロとバルバレスコではネッビオーロが理想的な状態で収穫され、濃縮感と熟成可能な構造を持つワインが評価されています。これらのワインはバラ、タール、チェリーの典型的なアロマを持ち、タンニンがしっかりとしていますが、熟成によって柔らかくなる傾向があります。長期熟成に適したワインが多く生産され、特にラ・モッラとセッラルンガ・ダルバの村からのバローロは優れた品質を示しています。バルベーラも良好な結果となり、熟した赤果実の風味と適度な酸味を持つバランスの取れたワインが生産されました。ドルチェットは早熟性を生かしてフルーティーで飲みやすいワインとなり、若いうちから楽しめるスタイルです。モスカートとアルネイスなどの白ブドウも良好な結果を示し、フレッシュで芳香豊かな白ワインが生産されました。全体として2006年はピエモンテにとって非常に良好なヴィンテージとなり、特にネッビオーロ主体のワインは長期熟成のポテンシャルを持つものが多く、現在でも発展途上の段階にあります。
イタリア：その他の地域
ヴェネト地方では2006年、ヴァルポリチェッラとアマローネの生産に使用されるブドウが良好な状態で収穫されました。特にアマローネは乾燥過程で理想的な濃縮が進み、チェリーとチョコレートの風味を持つリッチで複雑なワインに仕上がりました。ソアヴェでは、ガルガネガから作られる白ワインが柑橘系とハーブの風味を持ち、フレッシュでバランスの取れた飲みやすいスタイルとなりました。フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア地方では、ピノ・グリージョやソーヴィニヨン・ブランなどの白ブドウが良好な結果を示し、フレッシュで果実味豊かな白ワインが生産されました。ウンブリア地方のサグランティーノ・ディ・モンテファルコも優れた品質を示し、濃厚でタンニンが豊富な長期熟成向きの赤ワインが生まれました。シチリア島ではネロ・ダーヴォラとシラーが熟した果実の風味と滑らかなタンニンを持つリッチな赤ワインに仕上がり、エトナ地域ではネレッロ・マスカレーゼがミネラル感と赤果実の風味を持つエレガントなワインとなりました。サルデーニャ島のカンノナウ（グルナッシュ）も良好な結果を示し、フルーティーでスパイシーな赤ワインが生産されました。全体として2006年はイタリアの多くの地域で非常に良好なヴィンテージとなり、特に赤ワインは長期熟成のポテンシャルを持つものが多く生産されました。
スペイン：リオハ
リオハ地方の2006年は、良好から非常に良好なヴィンテージと評価されています。収穫量は適度で、ブドウは健全に成熟しました。春から夏にかけての気候条件は比較的安定しており、テンプラニーリョを中心としたブドウが均一に熟しました。収穫期には一部で雨の影響がありましたが、全体的な品質には大きな影響は見られませんでした。生産されたワインはフレッシュでしなやかな口当たりが特徴で、特に長期熟成が期待できるクリアンサが注目されています。リオハ・アルタでは特に優れた結果となり、チェリーとスパイスの風味を持つエレガントな赤ワインが生産されました。これらのワインは酸味と果実味のバランスが取れており、滑らかなタンニンと長い余韻が特徴です。リオハ・バハでも良好な品質のワインが生産され、やや濃厚でフルーティーなスタイルが多く見られます。リオハ・アラベサでも優れた結果となり、ミネラル感のあるエレガントな赤ワインが生まれました。白ワインもフレッシュでフルーティーなスタイルが中心で、特にヴィウラから作られるワインは柑橘類とリンゴの風味が豊かで、若いうちに楽しむのに適しています。全体として2006年はリオハにとって良好なヴィンテージとなり、特に赤ワインは中期的な熟成のポテンシャルを持つものが多く生産されました。
スペイン：その他の地域
リベラ・デル・ドゥエロでは2006年、収穫期の一部で雨の影響がありましたが、一部の高品質な赤ワインが生産されました。テンプラニーリョ（ティンタ・デル・パイス）が中心となり、標高の高い畑からは濃厚で複雑な風味を持つワインが生まれました。これらのワインはブラックベリーとスパイスの風味が豊かで、適度なタンニンと酸味を持ち、バランスの取れた構造が特徴です。プリオラートでは、ガルナッチャとカリニェナを中心に優れた品質の赤ワインが生産され、ミネラル感と凝縮した果実味を持つ複雑なワインが生まれました。南部のヘレスではシェリー用ブドウが良好な品質を示し、特にフィノとマンサニージャの原料となるパロミノ種は理想的な糖度と酸度のバランスで収穫されました。カタルーニャでは、ペネデスを中心にスパークリングワイン「カバ」の生産が盛んで、2006年は酸味と果実味のバランスに優れた高品質なカバが多く生産されました。ガリシア地方のリアス・バイシャスでは、アルバリーニョから作られる白ワインが海のミネラル感と柑橘類の風味を持ち、フレッシュで爽やかな出来栄えとなりました。アラゴンのカリニェナとカンポ・デ・ボルハでも良好な品質の赤ワインが生産され、ガルナッチャを中心に果実味豊かでスパイシーなワインが多く見られます。全体として2006年はスペインの多くの地域で良好な結果を示し、特に優れた生産者からは熟成ポテンシャルを持つ高品質なワインが生産されました。
ポルトガル
ポルトガルではドウロ渓谷でポート用ブドウ栽培において成功した年となり、高品質なヴィンテージポートやLBV（レイト・ボトルド・ヴィンテージ）が生産されました。春から夏にかけての気候条件は良好で、トウリガ・ナシオナルやトウリガ・フランカなどの地元品種が理想的に成熟しました。収穫期の天候も安定しており、健全なブドウが収穫されました。生産されたヴィンテージポートは濃い紫色を持ち、ブラックベリーやプラムの風味が豊かで、タンニンが充実しています。長期熟成のポテンシャルを持ち、20年以上の熟成が期待できるものも少なくありません。LBVも優れた品質を示し、熟した果実の風味と適度な甘さを持つバランスの取れたスタイルとなっています。ドウロ渓谷の辛口赤ワインも良好な結果となり、トウリガ・ナシオナルとトウリガ・フランカを中心に、スパイシーで複雑な風味を持つワインが生産されました。ダン地方ではトウリガ・ナシオナルが主役となり、果実味豊かでエレガントな赤ワインが生まれました。アレンテージョ地方では、アラゴネス（テンプラニーリョ）とトリンカデイラが良好な結果を示し、熟した果実の風味とスパイシーなニュアンスを持つ濃厚な赤ワインが生産されました。ヴィーニョ・ヴェルデ地方では、アルヴァリーニョ（アルバリーニョ）とロウレイロから作られる白ワインがフレッシュで酸味豊かな仕上がりとなり、若いうちに楽しむのに適しています。ポルトガル全体で2006年は優れたヴィンテージとなり、特にポートワインと辛口赤ワインが高く評価されています。
ドイツ
ドイツでは、春の早い開花と6月の暖かさ、7月の暑さがありましたが、8月の冷涼で湿潤な天候がブドウの成熟を遅らせ、高い酸度を維持しました。収穫は早まり、降雨の影響で収量は減少しましたが、全体的には良好な品質のリースリングが生産されました。モーゼル地方では、リースリングが適度な糖度と鮮明な酸味を持ち、スレート土壌由来のミネラル感が特徴的なワインに仕上がりました。特にカビネットとシュペートレーゼのクラスで優れた品質のワインが多く生産され、フレッシュで果実味豊かなスタイルとなっています。一部の優れた生産者は少量ながらアウスレーゼも生産しました。ラインガウ地方でも同様に良好な結果となり、リースリングは桃とリンゴの風味にミネラル感が加わった複雑なワインに仕上がりました。ラインヘッセン、ファルツ、ナーエなどの地域でも良好な品質のワインが生産され、リースリングだけでなく、シルヴァーナー、ヴァイスブルグンダー（ピノ・ブラン）、グラウブルグンダー（ピノ・グリ）なども優れた結果を示しました。赤ワイン用品種のシュペートブルグンダー（ピノ・ノワール）も良好な熟度に達し、チェリーとスパイスの風味を持つエレガントなワインが生産されました。全体として2006年はドイツにとって良好なヴィンテージとなり、特にリースリングは酸味とフレッシュさを保ちながらも適度な熟度に達した品質の高いワインが多く生産されました。
アメリカ：カリフォルニア
カリフォルニア州の2006年は、春の低温と多雨により芽吹きと開花が遅れました。夏は暑い日が続きましたが、8月の冷涼な天候がブドウの成熟を遅らせ、収穫は例年より遅れました。ナパとソノマでカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネ主体の高品質なワインが生産されました。結果として、酸味と果実味のバランスが取れた乾燥した気候条件下で熟成可能な構造を持つ赤ワインが特徴的です。ナパバレーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンが特に優れた結果を示し、黒果実とスパイスの風味を持つ複雑で濃厚なワインが生産されました。スタッグス・リープ、オークヴィル、ラザフォードなどの地区では特に高品質のカベルネが収穫され、タンニンがきめ細かく、長期熟成のポテンシャルを持つワインに仕上がりました。ソノマ・カウンティでは、ピノ・ノワールとシャルドネが良好な結果を示し、ロシアン・リバー・バレーとソノマ・コーストではチェリーとスパイスの風味を持つエレガントなピノ・ノワールが、シャルドネは柑橘類とバターの風味を持つバランスの取れた白ワインが生産されました。セントラル・コーストでも良好な結果となり、サンタ・バーバラのピノ・ノワールとシャルドネ、パソ・ロブレスのジンファンデルとシラーが高く評価されています。特にジンファンデルはスパイシーで濃厚な果実味を持つリッチなワインに仕上がりました。全体的に2006年はカリフォルニアにとって良好なヴィンテージとなり、特に赤ワインは熟成によって複雑さを増すポテンシャルを持つものが多く生産されました。
アメリカ：オレゴン
オレゴン州ウィラメット・ヴァレーでは2006年、ピノ・ノワールが冷涼な気候条件下で栽培され、鮮やかな酸味と果実味豊かな赤ワインが生産されました。春は比較的湿潤で、開花期には一部で雨の影響がありましたが、夏は暖かく乾燥した気候が続き、ブドウの成熟を促進しました。9月の好天がブドウの最終的な熟成を助け、収穫は10月初旬までに完了しました。生産されたピノ・ノワールはチェリー、ラズベリー、クランベリーなどの赤い果実の風味が豊かで、スパイスと土の香りがニュアンスとして加わった複雑なプロファイルを持っています。酸味は鮮やかでありながらも熟した果実味とのバランスが取れており、エレガントでありながらも凝縮感のあるスタイルとなっています。特にダンディ・ヒルズ、ヤムヒル-カールトン、エオラ-アミティ・ヒルズといったAVA（アメリカぶどう栽培地域）からの優れたワインが多く見られました。白ワインでは、ピノ・グリが主要品種として良好な結果を示し、梨とリンゴの風味を持つフレッシュでミネラル感のある白ワインが生産されました。シャルドネも少量ながら良好な品質を示し、熟した果実の風味と適度な樽の影響によるクリーミーな質感を持つバランスの取れたワインが生まれました。全体として2006年はオレゴンにとって優れたヴィンテージとなり、特にピノ・ノワールは熟成ポテンシャルを持つ高品質なものが多く生産されました。
オーストラリア
オーストラリアでは、2006年は非常に優れたヴィンテージと評価されています。暖かく乾燥した気候が続き、ブドウは均一に成熟しました。特に赤ワインは完熟した果実味と良好なタンニン構造を持ち、長期熟成に適したものが多く生産されました。バロッサ・ヴァレーとクナワラでシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨン主体の高品質なワインが生産され、輸出市場向けにも注目された年でした。バロッサのシラーズは特に素晴らしい品質を示し、ブラックベリーとチョコレートの風味が豊かで、スパイシーなニュアンスと長い余韻が特徴です。古木から生産されたシラーズは特に濃厚で複雑な風味を持ち、長期熟成のポテンシャルを示しています。クナワラのカベルネ・ソーヴィニヨンは、黒スグリとミントの風味を持つエレガントなワインとなり、熟成ポテンシャルを示しています。マクラーレン・ヴェールのシラーズも良好な結果を示し、熟したプラムとスパイスの風味を持つ濃厚な赤ワインが生産されました。ヴィクトリア州のヤラ・バレーではピノ・ノワールとシャルドネが優れた品質を示し、チェリーとスパイスの風味を持つエレガントなピノ・ノワールと、リンゴとナッツの風味を持つ複雑なシャルドネが生産されました。西オーストラリア州のマーガレット・リバーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが良好な結果となり、特にカベルネは熟した果実味とエレガントな構造を持つ高品質なワインとなりました。全体として2006年はオーストラリアの主要産地で高品質なワインが生産され、特に赤ワインは国際市場で高い評価を得ています。
ニュージーランド
ニュージーランドでは2006年、マールボロ地域でソーヴィニヨン・ブラン栽培が一層進み、香り豊かで酸味鮮やかな白ワインが増産されました。春と夏の気候条件は良好で、ブドウが理想的に成熟しました。マールボロのソーヴィニヨン・ブランは、グースベリーとパッションフルーツの豊かなアロマに柑橘類とハーブのニュアンスが加わった特徴的なプロファイルを持ち、鮮明な酸味と果実味のバランスが取れています。この年のマールボロのソーヴィニヨン・ブランは特に高い評価を受け、国際市場でのニュージーランドワインの地位を確立する重要な役割を果たしました。ホークス・ベイでは赤白ともに良好な品質となり、シャルドネは熟した果実の風味とミネラル感を持つ複雑な白ワインに、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドは黒果実とスパイスの風味を持つ濃厚な赤ワインに仕上がりました。セントラル・オタゴでは、ピノ・ノワールの栽培がさらに拡大し、チェリーと野生のハーブの風味を持つエレガントな赤ワインが生産されました。この地域のピノ・ノワールは酸味と熟した果実味のバランスが取れており、ブルゴーニュスタイルのエレガントなワインとして国際的に認知されつつあります。ワイララパ地方でもピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランが良好な結果を示し、特にピノ・ノワールはチェリーとスパイスの風味を持つ複雑なワインに仕上がりました。全体として2006年はニュージーランドにとって優れたヴィンテージとなり、特にマールボロのソーヴィニヨン・ブランとセントラル・オタゴのピノ・ノワールが国際的なブランドとしての地位を確立する重要な年となりました。
チリ
チリ中央渓谷地域では2006年、安定した気候条件下でカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー主体の赤ワインが生産されました。春から夏にかけての温暖な気候がブドウの成熟を促進し、収穫期には理想的な条件となりました。マイポバレーとコルチャグアバレーではカベルネ・ソーヴィニヨンが特に良好な結果を示し、黒スグリとスパイスの風味を持つ濃厚で果実味豊かなワインが生産されました。これらのワインはタンニンが滑らかで、バランスの取れた酸味を持ち、中期的な熟成ポテンシャルを示しています。カルメネールも良好な熟度に達し、プラムとハーブの風味を持つ独特のワインに仕上がりました。アコンカグアバレーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズのブレンドが力強く複雑な風味を持つワインとなり、特に標高の高い畑からは優れた品質のワインが生産されました。カサブランカバレーでは、冷涼な気候条件下でシャルドネとソーヴィニヨン・ブランが栽培され、柑橘類と熱帯果実の風味を持つフレッシュな白ワインが生まれました。特にソーヴィニヨン・ブランは国際市場で高い評価を得て、グレープフルーツとハーブの風味が特徴的です。サン・アントニオとレイダの新興産地でも、冷涼な気候を生かしたピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランの栽培が進んでおり、優れた品質のワインが生産されました。全体として2006年はチリにとって果実味豊かで輸出市場でも評価される高品質なヴィンテージとなり、チリワインの国際的な地位を確立する重要な年となりました。
南アフリカ
南アフリカでは2006年、ステレンボッシュなど主要地域でシュナン・ブランやピノタージュ主体の良好な品質のワインが生産されました。春の適度な降雨と夏の安定した気温により、ブドウが均一に熟成しました。ステレンボッシュでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズも優れた結果を示し、黒果実とスパイスの風味を持つ複雑なワインが生産されました。パール地域ではシュナン・ブランが特に優れた品質を示し、リンゴと蜂蜜の風味にミネラル感が加わった複雑な白ワインに仕上がりました。南アフリカの特徴的な品種であるピノタージュは、ウェリントン地域で良好な結果となり、果実味豊かでスモーキーなニュアンスを持つワインが生産されました。コンスタンシア地域では、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンのブレンドが優れた品質を示し、グースベリーとハーブの風味を持つ複雑な白ワインが生まれました。ロバートソンとスワートランドでも良好な品質のワインが生産され、特にスワートランドのシラーズはスパイシーで濃厚な赤ワインとなりました。全体として2006年は南アフリカにとって優れたヴィンテージとなり、国内消費向け中心でしたが輸出市場への進出も進んだ年となりました。特に白ワインは酸味と果実味のバランスが取れた長期熟成ポテンシャルを持つものが多く、赤ワインは濃縮感と複雑さを備えた高品質なものが生産されました。南アフリカのワイン産業は近年国際的な評価が高まっており、2006年のヴィンテージはその傾向を強化するものとなりました。
総評
2006年のヴィンテージは、地域によって異なる結果となりました。ヨーロッパの多くの地域では、天候の変動により品質にばらつきが見られましたが、適切な管理により高品質なワインも多く生産されました。特にローヌ、トスカーナ、ピエモンテでは素晴らしいヴィンテージとなり、長期熟成のポテンシャルを持つワインが多く生産されました。ボルドーとブルゴーニュでは2005年の傑出したヴィンテージには及ばないものの、優れた生産者からは品質の高いワインが生まれ、特にボルドーの左岸とポムロールでは良好な結果となりました。リオハやドイツでも良好なヴィンテージとなり、バランスの取れたワインが多く生産されました。
一方、オーストラリアやアメリカの一部地域では、好天に恵まれ、優れたワインが多く生産されました。特にオーストラリアではシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンが素晴らしい品質を示し、長期熟成のポテンシャルを持つワインが生まれました。カリフォルニアとオレゴンでもカベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールが良好な結果となり、バランスの取れた赤ワインが生産されました。チリや南アフリカ、ニュージーランドでも安定した品質のワインが生まれ、特にチリのカベルネ・ソーヴィニヨンとニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランが国際市場で高い評価を得ました。
2006年のワインを楽しむ際のポイントとしては、ローヌ、トスカーナ、ピエモンテの赤ワインはまだ熟成の途中段階にあり、今後も発展していく可能性があります。ボルドーの上級ワインも中期的な熟成のポテンシャルを持っていますが、多くは現在飲み頃を迎えつつあります。ブルゴーニュの赤ワインは早熟なスタイルで、すでに良好な飲み頃に達しているものが多く見られます。白ワインについては、ブルゴーニュとシャンパーニュの優れたものはまだ熟成ポテンシャルを持っていますが、多くはすでに最良の飲み頃を迎えています。新世界のワインは地域によって異なりますが、オーストラリアの赤ワインはまだ熟成の余地があり、ニュージーランドやチリの白ワインはフレッシュさを保つために比較的若いうちに楽しむことをお勧めします。
総じて2006年は、世界的に見れば良好なヴィンテージとなり、特定の地域では傑出した品質のワインが生産されました。ワイン愛好家にとっては地域と生産者を選ぶことで、この年の優れたワインを見つけることができるでしょう。2006年のワインは現在では多くが飲み頃を迎えており、特に赤ワインは複雑さと成熟した風味を楽しむことができます。
2006年のヴィンテージ作柄・出来・評価
フランス：ボルドー
2006年のボルドーは、天候が変動しながらも良好な収穫を迎えました。寒冷な冬と多雨の春で始まり、夏は暑く乾燥していましたが、8月には気温が下がり、雨が戻りました。これによりブドウの成熟に影響が見られましたが、9月にはインディアンサマー（晩夏の温暖期）が訪れ、ブドウの成熟を促進しました。しかし、収穫期には再び降雨があり、タイミングが重要となりました。左岸ではメドックのポイヤックが特に成功し、シャトー・ムートン・ロートシルトやシャトー・ポンテ・カネなどが高品質なワインを生産しました。カベルネ・ソーヴィニヨンは比較的良好に成熟し、骨格のしっかりとしたワインが生まれました。右岸のポムロールではメルローが良好に熟し、濃縮感のあるワインが評価されています。一方でサンテミリオンでは品質にばらつきが見られ、一部のワインはタンニンが強く、やや硬い印象を持つものもありました。全体として2006年のボルドーワインは、2005年の傑出したヴィンテージには及ばないものの、優れた生産者からは熟成可能な高品質のワインが生産され、中期的な熟成を経て現在では飲み頃を迎えつつあります。
フランス：ブルゴーニュ
ブルゴーニュでは、寒冷な冬と春が続き、開花が遅れました。6月と7月は非常に暑く乾燥し、ブドウの生育が進みましたが、8月の冷涼で湿潤な天候により成熟が遅れ、ボトリティス菌（灰色カビ病）のリスクが高まりました。9月の晴天がブドウの成熟を助け、収穫は比較的良好な条件下で行われました。赤ワインはピノ・ノワールの果実味と酸味が調和した早熟なスタイルとなり、チェリーやラズベリーの風味が特徴的です。コート・ド・ニュイでは特にヴォーヌ・ロマネとシャンボール・ミュジニーの村で良好な結果となり、エレガントで飲みやすいワインが生産されました。コート・ド・ボーヌではポマールとヴォルネイが比較的安定した品質を示しています。白ワインはシャルドネを中心に新鮮さと熟成可能な構造を持つものが生産され、特にシャブリとピュリニー・モンラッシェでは優れた品質のワインが見られます。ムルソーでも柑橘系とナッツの風味を持つリッチなワインが生まれました。この年は飲み頃の早いスタイルとして知られており、赤ワインは現在すでに良好な飲み頃を迎えていますが、上級の白ワインはまだ熟成のポテンシャルを持っています。
フランス：シャンパーニュ
シャンパーニュ地方の2006年は、乾燥した6月と7月により良好な開花とブドウの成熟が進みましたが、8月の雨と湿度の上昇により病害のリスクが高まりました。9月には天候が回復し、収穫は比較的良好な条件で行われました。シャルドネとピノ・ノワールが良好な成熟を見せ、特にシャルドネは酸味と糖度のバランスが取れた状態で収穫されました。ピノ・ノワールも良好な結果を示し、一部の生産地では優れた品質のブドウが収穫されました。全体的には平均的なヴィンテージと評価されていますが、一流の生産者からはエレガントで熟成可能なヴィンテージ・シャンパーニュが生産されました。これらのシャンパーニュは柑橘類とリンゴの風味にトースト香が加わった複雑な風味を持ち、適度な酸味と長い余韻が特徴です。2006年のシャンパーニュはリッチさとフレッシュさのバランスが取れており、現在では十分に熟成して優れた飲み頃を迎えています。
フランス：ローヌ
ローヌ地方では2006年、北部と南部の両方で優れたヴィンテージとなりました。春は穏やかで、6月と7月は暑く、適度な降雨がありました。9月も良好な天候が続き、ブドウは十分に成熟しました。北部ローヌではシラー主体の赤ワインがスパイシーで濃縮感のあるものとなり、コート・ロティやエルミタージュなどの銘醸地では黒果実とスパイスの風味を持つ複雑なワインが生産されました。これらのワインはフィネスとエレガンスを備え、長期熟成に適したものが多く見られます。コンドリューでは、ヴィオニエから作られる白ワインが桃やアプリコットの風味と豊かな質感を持ち、複雑で魅力的なワインに仕上がりました。南部ローヌではグルナッシュ主体のブレンドが豊かな果実味を示し、シャトーヌフ・デュ・パプやジゴンダスではレッドベリーとハーブの風味が調和した濃厚な赤ワインが生産されました。リラックや地方の赤ワインも良好な品質を示し、フルーティーでバランスの取れたワインが多く見られます。全体として2006年のローヌは、北部と南部ともに非常に成功したヴィンテージとされ、特に赤ワインは長期熟成のポテンシャルを持つ優れた品質のものが多く生産されました。
イタリア：トスカーナ
トスカーナ地方の2006年は、非常に優れたヴィンテージとされています。生育期を通じて好天が続き、ブドウは均一に成熟しました。特にブルネッロ・ディ・モンタルチーノは高い評価を受け、素晴らしい品質のサンジョベーゼ主体のワインが生産されました。これらのワインはチェリーとスパイスの風味が豊かで、タンニンがきめ細かく、酸味とのバランスが取れています。長期熟成に適したワインが多く見られ、特に標高の高い畑からのワインは複雑さと凝縮感を持っています。キアンティ・クラシコも非常に良好な結果となり、サンジョベーゼの特徴を生かした果実味豊かでエレガントなワインが生産されました。スーパータスカンと呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを使用したワインも優れた品質を示し、特にボルゲリとマレンマの沿岸部では濃厚で力強いワインが生まれました。ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノも良好な結果となり、サンジョベーゼの特徴的なアロマと果実味を持つバランスの取れたワインが生産されました。全体として2006年はトスカーナにとって記憶に残る素晴らしいヴィンテージとなり、特に赤ワインは長期熟成のポテンシャルを持つものが多く生産されました。
イタリア：ピエモンテ
ピエモンテ地方では、2006年は極端な天候に見舞われました。7月初旬の猛暑とその後の冷涼で湿潤な気候がブドウの成熟に影響を与えましたが、9月と10月の良好な天候がブドウの最終的な成熟を助けました。バローロとバルバレスコではネッビオーロが理想的な状態で収穫され、濃縮感と熟成可能な構造を持つワインが評価されています。これらのワインはバラ、タール、チェリーの典型的なアロマを持ち、タンニンがしっかりとしていますが、熟成によって柔らかくなる傾向があります。長期熟成に適したワインが多く生産され、特にラ・モッラとセッラルンガ・ダルバの村からのバローロは優れた品質を示しています。バルベーラも良好な結果となり、熟した赤果実の風味と適度な酸味を持つバランスの取れたワインが生産されました。ドルチェットは早熟性を生かしてフルーティーで飲みやすいワインとなり、若いうちから楽しめるスタイルです。モスカートとアルネイスなどの白ブドウも良好な結果を示し、フレッシュで芳香豊かな白ワインが生産されました。全体として2006年はピエモンテにとって非常に良好なヴィンテージとなり、特にネッビオーロ主体のワインは長期熟成のポテンシャルを持つものが多く、現在でも発展途上の段階にあります。
イタリア：その他の地域
ヴェネト地方では2006年、ヴァルポリチェッラとアマローネの生産に使用されるブドウが良好な状態で収穫されました。特にアマローネは乾燥過程で理想的な濃縮が進み、チェリーとチョコレートの風味を持つリッチで複雑なワインに仕上がりました。ソアヴェでは、ガルガネガから作られる白ワインが柑橘系とハーブの風味を持ち、フレッシュでバランスの取れた飲みやすいスタイルとなりました。フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア地方では、ピノ・グリージョやソーヴィニヨン・ブランなどの白ブドウが良好な結果を示し、フレッシュで果実味豊かな白ワインが生産されました。ウンブリア地方のサグランティーノ・ディ・モンテファルコも優れた品質を示し、濃厚でタンニンが豊富な長期熟成向きの赤ワインが生まれました。シチリア島ではネロ・ダーヴォラとシラーが熟した果実の風味と滑らかなタンニンを持つリッチな赤ワインに仕上がり、エトナ地域ではネレッロ・マスカレーゼがミネラル感と赤果実の風味を持つエレガントなワインとなりました。サルデーニャ島のカンノナウ（グルナッシュ）も良好な結果を示し、フルーティーでスパイシーな赤ワインが生産されました。全体として2006年はイタリアの多くの地域で非常に良好なヴィンテージとなり、特に赤ワインは長期熟成のポテンシャルを持つものが多く生産されました。
スペイン：リオハ
リオハ地方の2006年は、良好から非常に良好なヴィンテージと評価されています。収穫量は適度で、ブドウは健全に成熟しました。春から夏にかけての気候条件は比較的安定しており、テンプラニーリョを中心としたブドウが均一に熟しました。収穫期には一部で雨の影響がありましたが、全体的な品質には大きな影響は見られませんでした。生産されたワインはフレッシュでしなやかな口当たりが特徴で、特に長期熟成が期待できるクリアンサが注目されています。リオハ・アルタでは特に優れた結果となり、チェリーとスパイスの風味を持つエレガントな赤ワインが生産されました。これらのワインは酸味と果実味のバランスが取れており、滑らかなタンニンと長い余韻が特徴です。リオハ・バハでも良好な品質のワインが生産され、やや濃厚でフルーティーなスタイルが多く見られます。リオハ・アラベサでも優れた結果となり、ミネラル感のあるエレガントな赤ワインが生まれました。白ワインもフレッシュでフルーティーなスタイルが中心で、特にヴィウラから作られるワインは柑橘類とリンゴの風味が豊かで、若いうちに楽しむのに適しています。全体として2006年はリオハにとって良好なヴィンテージとなり、特に赤ワインは中期的な熟成のポテンシャルを持つものが多く生産されました。
スペイン：その他の地域
リベラ・デル・ドゥエロでは2006年、収穫期の一部で雨の影響がありましたが、一部の高品質な赤ワインが生産されました。テンプラニーリョ（ティンタ・デル・パイス）が中心となり、標高の高い畑からは濃厚で複雑な風味を持つワインが生まれました。これらのワインはブラックベリーとスパイスの風味が豊かで、適度なタンニンと酸味を持ち、バランスの取れた構造が特徴です。プリオラートでは、ガルナッチャとカリニェナを中心に優れた品質の赤ワインが生産され、ミネラル感と凝縮した果実味を持つ複雑なワインが生まれました。南部のヘレスではシェリー用ブドウが良好な品質を示し、特にフィノとマンサニージャの原料となるパロミノ種は理想的な糖度と酸度のバランスで収穫されました。カタルーニャでは、ペネデスを中心にスパークリングワイン「カバ」の生産が盛んで、2006年は酸味と果実味のバランスに優れた高品質なカバが多く生産されました。ガリシア地方のリアス・バイシャスでは、アルバリーニョから作られる白ワインが海のミネラル感と柑橘類の風味を持ち、フレッシュで爽やかな出来栄えとなりました。アラゴンのカリニェナとカンポ・デ・ボルハでも良好な品質の赤ワインが生産され、ガルナッチャを中心に果実味豊かでスパイシーなワインが多く見られます。全体として2006年はスペインの多くの地域で良好な結果を示し、特に優れた生産者からは熟成ポテンシャルを持つ高品質なワインが生産されました。
ポルトガル
ポルトガルではドウロ渓谷でポート用ブドウ栽培において成功した年となり、高品質なヴィンテージポートやLBV（レイト・ボトルド・ヴィンテージ）が生産されました。春から夏にかけての気候条件は良好で、トウリガ・ナシオナルやトウリガ・フランカなどの地元品種が理想的に成熟しました。収穫期の天候も安定しており、健全なブドウが収穫されました。生産されたヴィンテージポートは濃い紫色を持ち、ブラックベリーやプラムの風味が豊かで、タンニンが充実しています。長期熟成のポテンシャルを持ち、20年以上の熟成が期待できるものも少なくありません。LBVも優れた品質を示し、熟した果実の風味と適度な甘さを持つバランスの取れたスタイルとなっています。ドウロ渓谷の辛口赤ワインも良好な結果となり、トウリガ・ナシオナルとトウリガ・フランカを中心に、スパイシーで複雑な風味を持つワインが生産されました。ダン地方ではトウリガ・ナシオナルが主役となり、果実味豊かでエレガントな赤ワインが生まれました。アレンテージョ地方では、アラゴネス（テンプラニーリョ）とトリンカデイラが良好な結果を示し、熟した果実の風味とスパイシーなニュアンスを持つ濃厚な赤ワインが生産されました。ヴィーニョ・ヴェルデ地方では、アルヴァリーニョ（アルバリーニョ）とロウレイロから作られる白ワインがフレッシュで酸味豊かな仕上がりとなり、若いうちに楽しむのに適しています。ポルトガル全体で2006年は優れたヴィンテージとなり、特にポートワインと辛口赤ワインが高く評価されています。
ドイツ
ドイツでは、春の早い開花と6月の暖かさ、7月の暑さがありましたが、8月の冷涼で湿潤な天候がブドウの成熟を遅らせ、高い酸度を維持しました。収穫は早まり、降雨の影響で収量は減少しましたが、全体的には良好な品質のリースリングが生産されました。モーゼル地方では、リースリングが適度な糖度と鮮明な酸味を持ち、スレート土壌由来のミネラル感が特徴的なワインに仕上がりました。特にカビネットとシュペートレーゼのクラスで優れた品質のワインが多く生産され、フレッシュで果実味豊かなスタイルとなっています。一部の優れた生産者は少量ながらアウスレーゼも生産しました。ラインガウ地方でも同様に良好な結果となり、リースリングは桃とリンゴの風味にミネラル感が加わった複雑なワインに仕上がりました。ラインヘッセン、ファルツ、ナーエなどの地域でも良好な品質のワインが生産され、リースリングだけでなく、シルヴァーナー、ヴァイスブルグンダー（ピノ・ブラン）、グラウブルグンダー（ピノ・グリ）なども優れた結果を示しました。赤ワイン用品種のシュペートブルグンダー（ピノ・ノワール）も良好な熟度に達し、チェリーとスパイスの風味を持つエレガントなワインが生産されました。全体として2006年はドイツにとって良好なヴィンテージとなり、特にリースリングは酸味とフレッシュさを保ちながらも適度な熟度に達した品質の高いワインが多く生産されました。
アメリカ：カリフォルニア
カリフォルニア州の2006年は、春の低温と多雨により芽吹きと開花が遅れました。夏は暑い日が続きましたが、8月の冷涼な天候がブドウの成熟を遅らせ、収穫は例年より遅れました。ナパとソノマでカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネ主体の高品質なワインが生産されました。結果として、酸味と果実味のバランスが取れた乾燥した気候条件下で熟成可能な構造を持つ赤ワインが特徴的です。ナパバレーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンが特に優れた結果を示し、黒果実とスパイスの風味を持つ複雑で濃厚なワインが生産されました。スタッグス・リープ、オークヴィル、ラザフォードなどの地区では特に高品質のカベルネが収穫され、タンニンがきめ細かく、長期熟成のポテンシャルを持つワインに仕上がりました。ソノマ・カウンティでは、ピノ・ノワールとシャルドネが良好な結果を示し、ロシアン・リバー・バレーとソノマ・コーストではチェリーとスパイスの風味を持つエレガントなピノ・ノワールが、シャルドネは柑橘類とバターの風味を持つバランスの取れた白ワインが生産されました。セントラル・コーストでも良好な結果となり、サンタ・バーバラのピノ・ノワールとシャルドネ、パソ・ロブレスのジンファンデルとシラーが高く評価されています。特にジンファンデルはスパイシーで濃厚な果実味を持つリッチなワインに仕上がりました。全体的に2006年はカリフォルニアにとって良好なヴィンテージとなり、特に赤ワインは熟成によって複雑さを増すポテンシャルを持つものが多く生産されました。
アメリカ：オレゴン
オレゴン州ウィラメット・ヴァレーでは2006年、ピノ・ノワールが冷涼な気候条件下で栽培され、鮮やかな酸味と果実味豊かな赤ワインが生産されました。春は比較的湿潤で、開花期には一部で雨の影響がありましたが、夏は暖かく乾燥した気候が続き、ブドウの成熟を促進しました。9月の好天がブドウの最終的な熟成を助け、収穫は10月初旬までに完了しました。生産されたピノ・ノワールはチェリー、ラズベリー、クランベリーなどの赤い果実の風味が豊かで、スパイスと土の香りがニュアンスとして加わった複雑なプロファイルを持っています。酸味は鮮やかでありながらも熟した果実味とのバランスが取れており、エレガントでありながらも凝縮感のあるスタイルとなっています。特にダンディ・ヒルズ、ヤムヒル-カールトン、エオラ-アミティ・ヒルズといったAVA（アメリカぶどう栽培地域）からの優れたワインが多く見られました。白ワインでは、ピノ・グリが主要品種として良好な結果を示し、梨とリンゴの風味を持つフレッシュでミネラル感のある白ワインが生産されました。シャルドネも少量ながら良好な品質を示し、熟した果実の風味と適度な樽の影響によるクリーミーな質感を持つバランスの取れたワインが生まれました。全体として2006年はオレゴンにとって優れたヴィンテージとなり、特にピノ・ノワールは熟成ポテンシャルを持つ高品質なものが多く生産されました。
オーストラリア
オーストラリアでは、2006年は非常に優れたヴィンテージと評価されています。暖かく乾燥した気候が続き、ブドウは均一に成熟しました。特に赤ワインは完熟した果実味と良好なタンニン構造を持ち、長期熟成に適したものが多く生産されました。バロッサ・ヴァレーとクナワラでシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨン主体の高品質なワインが生産され、輸出市場向けにも注目された年でした。バロッサのシラーズは特に素晴らしい品質を示し、ブラックベリーとチョコレートの風味が豊かで、スパイシーなニュアンスと長い余韻が特徴です。古木から生産されたシラーズは特に濃厚で複雑な風味を持ち、長期熟成のポテンシャルを示しています。クナワラのカベルネ・ソーヴィニヨンは、黒スグリとミントの風味を持つエレガントなワインとなり、熟成ポテンシャルを示しています。マクラーレン・ヴェールのシラーズも良好な結果を示し、熟したプラムとスパイスの風味を持つ濃厚な赤ワインが生産されました。ヴィクトリア州のヤラ・バレーではピノ・ノワールとシャルドネが優れた品質を示し、チェリーとスパイスの風味を持つエレガントなピノ・ノワールと、リンゴとナッツの風味を持つ複雑なシャルドネが生産されました。西オーストラリア州のマーガレット・リバーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが良好な結果となり、特にカベルネは熟した果実味とエレガントな構造を持つ高品質なワインとなりました。全体として2006年はオーストラリアの主要産地で高品質なワインが生産され、特に赤ワインは国際市場で高い評価を得ています。
ニュージーランド
ニュージーランドでは2006年、マールボロ地域でソーヴィニヨン・ブラン栽培が一層進み、香り豊かで酸味鮮やかな白ワインが増産されました。春と夏の気候条件は良好で、ブドウが理想的に成熟しました。マールボロのソーヴィニヨン・ブランは、グースベリーとパッションフルーツの豊かなアロマに柑橘類とハーブのニュアンスが加わった特徴的なプロファイルを持ち、鮮明な酸味と果実味のバランスが取れています。この年のマールボロのソーヴィニヨン・ブランは特に高い評価を受け、国際市場でのニュージーランドワインの地位を確立する重要な役割を果たしました。ホークス・ベイでは赤白ともに良好な品質となり、シャルドネは熟した果実の風味とミネラル感を持つ複雑な白ワインに、メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドは黒果実とスパイスの風味を持つ濃厚な赤ワインに仕上がりました。セントラル・オタゴでは、ピノ・ノワールの栽培がさらに拡大し、チェリーと野生のハーブの風味を持つエレガントな赤ワインが生産されました。この地域のピノ・ノワールは酸味と熟した果実味のバランスが取れており、ブルゴーニュスタイルのエレガントなワインとして国際的に認知されつつあります。ワイララパ地方でもピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランが良好な結果を示し、特にピノ・ノワールはチェリーとスパイスの風味を持つ複雑なワインに仕上がりました。全体として2006年はニュージーランドにとって優れたヴィンテージとなり、特にマールボロのソーヴィニヨン・ブランとセントラル・オタゴのピノ・ノワールが国際的なブランドとしての地位を確立する重要な年となりました。
チリ
チリ中央渓谷地域では2006年、安定した気候条件下でカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロー主体の赤ワインが生産されました。春から夏にかけての温暖な気候がブドウの成熟を促進し、収穫期には理想的な条件となりました。マイポバレーとコルチャグアバレーではカベルネ・ソーヴィニヨンが特に良好な結果を示し、黒スグリとスパイスの風味を持つ濃厚で果実味豊かなワインが生産されました。これらのワインはタンニンが滑らかで、バランスの取れた酸味を持ち、中期的な熟成ポテンシャルを示しています。カルメネールも良好な熟度に達し、プラムとハーブの風味を持つ独特のワインに仕上がりました。アコンカグアバレーでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズのブレンドが力強く複雑な風味を持つワインとなり、特に標高の高い畑からは優れた品質のワインが生産されました。カサブランカバレーでは、冷涼な気候条件下でシャルドネとソーヴィニヨン・ブランが栽培され、柑橘類と熱帯果実の風味を持つフレッシュな白ワインが生まれました。特にソーヴィニヨン・ブランは国際市場で高い評価を得て、グレープフルーツとハーブの風味が特徴的です。サン・アントニオとレイダの新興産地でも、冷涼な気候を生かしたピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランの栽培が進んでおり、優れた品質のワインが生産されました。全体として2006年はチリにとって果実味豊かで輸出市場でも評価される高品質なヴィンテージとなり、チリワインの国際的な地位を確立する重要な年となりました。
南アフリカ
南アフリカでは2006年、ステレンボッシュなど主要地域でシュナン・ブランやピノタージュ主体の良好な品質のワインが生産されました。春の適度な降雨と夏の安定した気温により、ブドウが均一に熟成しました。ステレンボッシュでは、カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーズも優れた結果を示し、黒果実とスパイスの風味を持つ複雑なワインが生産されました。パール地域ではシュナン・ブランが特に優れた品質を示し、リンゴと蜂蜜の風味にミネラル感が加わった複雑な白ワインに仕上がりました。南アフリカの特徴的な品種であるピノタージュは、ウェリントン地域で良好な結果となり、果実味豊かでスモーキーなニュアンスを持つワインが生産されました。コンスタンシア地域では、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンのブレンドが優れた品質を示し、グースベリーとハーブの風味を持つ複雑な白ワインが生まれました。ロバートソンとスワートランドでも良好な品質のワインが生産され、特にスワートランドのシラーズはスパイシーで濃厚な赤ワインとなりました。全体として2006年は南アフリカにとって優れたヴィンテージとなり、国内消費向け中心でしたが輸出市場への進出も進んだ年となりました。特に白ワインは酸味と果実味のバランスが取れた長期熟成ポテンシャルを持つものが多く、赤ワインは濃縮感と複雑さを備えた高品質なものが生産されました。南アフリカのワイン産業は近年国際的な評価が高まっており、2006年のヴィンテージはその傾向を強化するものとなりました。
総評
2006年のヴィンテージは、地域によって異なる結果となりました。ヨーロッパの多くの地域では、天候の変動により品質にばらつきが見られましたが、適切な管理により高品質なワインも多く生産されました。特にローヌ、トスカーナ、ピエモンテでは素晴らしいヴィンテージとなり、長期熟成のポテンシャルを持つワインが多く生産されました。ボルドーとブルゴーニュでは2005年の傑出したヴィンテージには及ばないものの、優れた生産者からは品質の高いワインが生まれ、特にボルドーの左岸とポムロールでは良好な結果となりました。リオハやドイツでも良好なヴィンテージとなり、バランスの取れたワインが多く生産されました。
一方、オーストラリアやアメリカの一部地域では、好天に恵まれ、優れたワインが多く生産されました。特にオーストラリアではシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンが素晴らしい品質を示し、長期熟成のポテンシャルを持つワインが生まれました。カリフォルニアとオレゴンでもカベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールが良好な結果となり、バランスの取れた赤ワインが生産されました。チリや南アフリカ、ニュージーランドでも安定した品質のワインが生まれ、特にチリのカベルネ・ソーヴィニヨンとニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランが国際市場で高い評価を得ました。
2006年のワインを楽しむ際のポイントとしては、ローヌ、トスカーナ、ピエモンテの赤ワインはまだ熟成の途中段階にあり、今後も発展していく可能性があります。ボルドーの上級ワインも中期的な熟成のポテンシャルを持っていますが、多くは現在飲み頃を迎えつつあります。ブルゴーニュの赤ワインは早熟なスタイルで、すでに良好な飲み頃に達しているものが多く見られます。白ワインについては、ブルゴーニュとシャンパーニュの優れたものはまだ熟成ポテンシャルを持っていますが、多くはすでに最良の飲み頃を迎えています。新世界のワインは地域によって異なりますが、オーストラリアの赤ワインはまだ熟成の余地があり、ニュージーランドやチリの白ワインはフレッシュさを保つために比較的若いうちに楽しむことをお勧めします。
総じて2006年は、世界的に見れば良好なヴィンテージとなり、特定の地域では傑出した品質のワインが生産されました。ワイン愛好家にとっては地域と生産者を選ぶことで、この年の優れたワインを見つけることができるでしょう。2006年のワインは現在では多くが飲み頃を迎えており、特に赤ワインは複雑さと成熟した風味を楽しむことができます。
２００６年ワイン ヴィンテージワイン
2006年は比較的冷涼な気候を反映して、造り手の技量と畑の
ボルドーは9月の収穫時に降った大雨の影響で、収穫時期が遅いカベルネ主体のシャトーは厳しい年となりました。大雨前に収穫を終えた早熟のメルロー主体のシャトーは比較的良いワインが出来ました。
[2006年生まれ 暦・年齢・干支・一覧表] [2006年過去の販売ワイン]
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