ヴィンテージワイン専門店【プラチナワイン】 > 2003年 ワイン
過去の販売例 2003年のワイン (平成15年)
プラチナワインで過去に販売してきた2003年のワインリストです。
弊社ではムートンやマルゴー、ラフィットと言った5大シャトーなどのボルドーワインを中心にブルゴーニュ、イタリアワイン、ドイツワイン、スペインワイン、カリフォルニアワインなどのオールドヴィンテージワインを取り扱って参りました。 その数はこの10年間で2万本以上となります。
プラチナワインでは10年前より「ギフトに生れ年のワイン」と題してオールドヴィンテージワインを販売して参りました。 今までたくさんの方々にご利用いただき誠にありがとうございました。
今後もサービスの改善に努めさせていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
店頭販売(当日欲しい方へ) 全て無料木箱&ラッピング!

|
種類> |
商品画像 |
|
|
|
生産者名 ワイン名 |
|
|
商品名をクリックすると詳細・説明画面が表示されます |
|


750ml |
 |
商品コード: 6991040 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800166 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900292 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900106 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900165 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041574 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800040 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041495 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800120 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041491 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041427 |
|


750ml |
 |
商品コード: |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800026 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041645 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900091 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900010 |
|


750ml |
 |
商品コード: |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041533 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800035 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900188 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7900018 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060034 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060087 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060094 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6011045 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6070002 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060018 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6070001 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060093 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6090007 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041449 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041085 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6010191 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060154 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6080099 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041509 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041488 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060232 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060233 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041370 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041492 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060128 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060130 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060131 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060122 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041389 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060249 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6150133 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6150169 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041324 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800014 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800005 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6031162 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6040052 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6660003 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800234 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041633 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060252 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060912 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041551 |
|


750ml |
 |
商品コード: 7800189 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6080123 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6990194 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6170021 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041637 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6990322 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041659 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6060254 |
|


750ml |
 |
商品コード: 6041591 |
|
|
在庫のある商品のリストはこちらから>> 2003年 ワイン >>
2003年のヴィンテージ作柄・出来・評価
フランス:ボルドー
2003年のボルドーは記録的な猛暑が特徴で、一部の地域ではブドウが熱ストレスにより成長を停止しました。8月にはボルドー全域で40℃を超える日が連続し、水分不足により一部のブドウ畑では収量が大幅に減少しました。左岸(メドック、グラーヴ)ではカベルネ・ソーヴィニヨンが比較的猛暑に耐え、特にポイヤック、サン・テステフでは品質が高く、タンニンが豊富で凝縮感のあるワインが生産されました。マルゴーでは例年より早く収穫されたカベルネが、柔らかなタンニンと熟した果実味を持つワインに仕上がりました。ソーテルヌとバルサックでは特に優れた年となり、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランが猛暑と9月の適度な降雨により高度に糖が濃縮され、複雑さと甘さのバランスが絶妙な甘口ワインが生産されました。右岸(サンテミリオン、ポムロール)ではメルローが猛暑に苦しみ、品質にばらつきが見られましたが、良い区画では早期収穫によって酸味とフレッシュさを保ったワインも生まれました。粘土質土壌を持つ一部のサンテミリオンの畑では、水分保持能力の高さがブドウを助け、バランスの取れたワインが生産されました。[2][3][5]
フランス:ブルゴーニュ
ブルゴーニュ地方では、猛暑と干ばつの影響で酸味が低く、果実味が強いワインが生産されました。春の凍霜害も部分的に影響し、全体的な収量は平年の約60-70%にとどまりました。特にコート・ド・ニュイでは、ピノ・ノワールが熱波の影響を受けつつも凝縮した果実味を持つワインとなりました。コート・ド・ボーヌでは収穫が歴史的に早く8月下旬から始まり、アルコール度数が高く、骨格のあるワインとなりました。初期には粗いタンニンや焼けた風味が目立ちましたが、熟成によってこれらの特徴は改善され、ジュヴレ・シャンベルタンやボンヌ・マールなどのグラン・クリュは特に魅力的な仕上がりを見せています。白ワインについても、シャルドネは糖度が高く、モンラッシェやコルトン・シャルルマーニュなどの銘醸地では複雑さと凝縮感のある白ワインが生産されました。ブルゴーニュの2003年ヴィンテージは全体として、通常よりも早く飲み頃を迎え、特に上級クラスのワインは20年以上の熟成ポテンシャルを持つものも多くあります。[4][6]
フランス:シャンパーニュ
2003年のシャンパーニュ地方では猛暑の影響を強く受け、アヴィーズやル・メニル・シュル・オジェなどの主要なクリュでさえも高温により酸度の低下が見られました。多くの生産者は収穫時期を例年より2?3週間早める決断を下し、8月中旬から収穫を開始しました。それでも糖度の上昇と酸度の低下が特徴的で、通常とは異なるスタイルのシャンパーニュが生まれることとなりました。一部の有名生産者(ルイ・ロデレール、ボランジェ、クリュッグなど)は厳格な選果と適切な収穫タイミングにより、高品質のヴィンテージ・シャンパーニュを生産することに成功しました。特にシャルドネは比較的猛暑に適応し、柑橘系の風味と熟した果実味のバランスが取れたワインに仕上がりました。ピノ・ノワールは一部の地域で過熟気味となりましたが、モンターニュ・ド・ランスの北側斜面では優れた結果が得られました。2003年は一般的なヴィンテージとは異なり、豊かな果実味と柔らかな口当たりが特徴のシャンパーニュとなっており、熟成によって徐々に複雑さを増していく傾向があります。[6]
フランス:ロワール
ロワール地方では猛暑による影響でブドウの成熟が例年よりも3週間ほど早まりました。この地域では8月の気温が40℃を超える日が連続し、一部の畑では水分ストレスにより葉が枯れる現象も見られました。サンセールやプイィ・フュメでは、ソーヴィニヨン・ブランが通常より糖度が高く、トロピカルフルーツのニュアンスを持つワインとなりました。シノンやブルグイユなどの赤ワイン地域では、カベルネ・フランが早熟して果実味豊かで、通常よりもタンニンがまろやかな赤ワインが生産されました。特にヴーヴレイやコトー・デュ・レイヨンなどの甘口ワイン産地では、シュナン・ブランが熟度を上げながらも適度な酸味を保ち、高貴な貴腐菌の影響も相まって素晴らしい甘口ワインが産出されました。アンジューやトゥーレーヌでは果実味と酸味のバランスが取れたシュナン・ブランのドライワインも生産され、ムスカデ地域では減少した収量ながらも凝縮感のあるワインが生まれました。ロワールの2003年ヴィンテージは全体として個性的で、早熟なスタイルながらも産地の特徴を表現した興味深い年となりました。[6]
イタリア
イタリアでも2003年は記録的な猛暑に見舞われ、北部から南部まで高温と乾燥の影響を受けました。トスカーナ地方では、キアンティ・クラシコがサンジョヴェーゼの耐暑性の高さにより比較的安定した品質を維持し、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノでは標高の高い畑のワインが特に優れた結果を示しました。スーパータスカンと呼ばれるカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを使用したワインは凝縮感があり、力強いスタイルに仕上がりました。ピエモンテ地方では猛暑の影響でネッビオーロの酸度が例年より低く、バローロとバルバレスコは伝統的なスタイルよりも早熟で、タンニンがまろやかな軽めのワインとなりました。特にバルバレスコは標高の低い畑では過熟気味となり、早めに飲み頃を迎えるスタイルとなりました。ヴェネト地方ではヴァルポリチェッラとアマローネが濃縮感のある果実味豊かなワインに仕上がり、アマローネは特に高アルコールで力強いスタイルとなりました。シチリア島ではネロ・ダーヴォラが猛暑に適応し、深みのある果実味と柔らかなタンニンを持つワインが生産されました。白ワインについては、アルト・アディジェの高地やフリウリの一部では標高の高さが功を奏し、ピノ・グリージョやソーヴィニヨン・ブランの酸度と果実味のバランスが取れたワインが生産されました。イタリア全体では2003年は個性的なヴィンテージとなり、特に赤ワインでは凝縮感と早熟さが特徴となっています。[6]
スペイン
スペインでは2003年、猛暑の影響が全土に及びましたが、地域によって結果に大きな差が見られました。北部のリオハ地方では夏の高温に加え、9月の収穫期に不規則な降雨があり、テンプラニーリョの品質にばらつきが生じました。早期に収穫した生産者は酸味とフレッシュさを保ったワインを生産できましたが、遅れた場合は雨の影響でやや薄いワインとなりました。リオハ・アルタの高地では標高の高さが猛暑を緩和し、バランスの取れたワインが生まれました。リベラ・デル・ドゥエロでは7月と8月の極端な暑さでブドウの成熟が早まり、テンプラニーリョ(ここではティント・フィノと呼ばれる)は強い果実味と凝縮感を持ちながらも、標高の高い畑では酸味のバランスを保ったワインとなりました。南部のヘレス地方ではパロミノ種が乾燥した気候に適応し、シェリー用ブドウとして理想的な糖度と風味特性を示しました。特にフィノとマンサニージャの原料となるブドウは高品質で、フレッシュでアロマティックなシェリーが生産されました。カタルーニャ地方では、ペネデスでチャレッロ、マカベオ、パレリャーダなどの地元品種が乾燥に耐え、カバ(スパークリングワイン)用として酸味と果実味のバランスが取れたブドウが収穫されました。プリオラートではガルナッチャとカリニェナが岩がちな土壌の保水力に助けられ、凝縮感のある力強いワインが生産されました。スペイン全体としては、猛暑と降雨の地域差により品質にばらつきがあるものの、適切な対応をした生産者からは個性的で興味深いワインが生まれた年となりました。[6]
ポルトガル
ポルトガルでは2003年、特にドウロ渓谷でポート用ブドウ栽培において記録的な高温によって非常に優れたヴィンテージとなりました。6月から8月にかけての継続的な高温と乾燥により、トウリガ・ナシオナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・ロリスなどの地元品種が高度に凝縮し、糖度、色素、フェノール成分が豊富なブドウが収穫されました。ドウロ渓谷の伝統的なテラス状の畑では、特に古木から収穫されたブドウが素晴らしい品質を示し、多くの主要生産者(テイラー、フォンセカ、グラハムなど)が「ヴィンテージ・ポート」の宣言を行いました。これらのヴィンテージ・ポートは非常に濃い色調と豊かな果実味、力強いタンニン構造を持ち、数十年の熟成ポテンシャルを秘めています。テージョ地方では地元品種とともに国際品種も栽培され、特にカステラン、トリンカデイラ、アラゴネスなどが猛暑条件下でも品質の高いワインとなりました。アレンテージョ地方では暑さに強いアラゴネス(テンプラニーリョ)とアリカンテ・ブーシェが中心となり、濃厚で力強い赤ワインが生産されました。ミーニョ地方(ヴィーニョ・ヴェルデの産地)では高温の影響で通常よりも熟度が高く、やや重めのスタイルのヴィーニョ・ヴェルデとなりました。ポルトガル全体としては、2003年は特にポートワインにとって傑出したヴィンテージとなり、凝縮感と長期熟成ポテンシャルを持つワインが多く生産された年として記憶されています。[1][6]
ドイツ
ドイツでは2003年、極端な猛暑と干ばつにより、ワイン産地全域で例年とは大きく異なる生育条件となりました。モーゼル地方では8月の平均気温が記録的な高さとなり、リースリングの成熟が大幅に早まりました。急勾配のスレート土壌の畑では水分ストレスが顕著で、一部のブドウは成長が停止しましたが、古木や北向きの斜面では比較的バランスの取れたブドウが収穫されました。ラインガウ地方では早期収穫によって酸度の低下を最小限に抑える努力がなされ、一部の生産者は高品質なシュペートレーゼを生産することに成功しました。ファルツ地方ではリースリングに加え、ゲヴュルツトラミネール、ヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)など他の品種も高い糖度を達成し、フルボディの白ワインとなりました。ラインヘッセン地方では収量が大幅に減少したものの、凝縮した果実味を持つワインが生産されました。全体として2003年のドイツワインは例年とはかなり異なるスタイルとなり、高アルコール、低酸度、熟した果実味が特徴で、通常のドイツワインのイメージとは異なる豊かさと力強さを持っています。アウスレーゼやベーレンアウスレーゼといった高級甘口ワインは限られた量しか生産されませんでしたが、生産されたものは濃縮感が強く、複雑な風味を持つ素晴らしいワインとなりました。エーデルファウル(貴腐菌)の発生は限定的でしたが、モーゼルのサール・ルーヴァーやミッテルライン地域では少量ながら優れたトロッケンベーレンアウスレーゼも生産されました。[6]
アメリカ:カリフォルニア
2003年のカリフォルニア州では、西海岸全体が比較的温暖な気候条件に恵まれました。ナパバレーでは春の気温が平均より高く、ブドウの発芽と開花が早期に進行しました。夏は極端な熱波もなく比較的安定していたため、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローなどの品種が均等に成熟し、9月中旬から10月にかけて理想的な条件下で収穫が行われました。特にスタッグス・リープ地区やマウント・ヴィーダー、ハウエル・マウンテンなどの標高の高い地域では、昼夜の温度差が大きく、複雑さと凝縮感を持つカベルネが生産されました。ソノマ県では沿岸部の冷涼な気候の影響を受けるロシアン・リバー・バレーやソノマ・コーストでピノ・ノワールが優れた品質を示し、エレガントでバランスの取れたワインとなりました。シャルドネも特にカーネロスやソノマ・コーストで良好な結果となり、熟した果実味と適度な酸味のバランスが取れたワインが生産されました。メンドシーノ県とセントラル・コーストでは、ジンファンデルとシラーが好結果を示し、熟した赤い果実とスパイシーな特徴を持つワインとなりました。2003年はカリフォルニア全体として豊作で、総じて高品質なワインが生産されました。この年は「エレガントな年」と表現されることが多く、熟した果実味と適度な酸味、柔らかなタンニンのバランスが取れたワインが多く、早い段階から楽しめるものの、上級ワインは15年以上の熟成ポテンシャルを持つものも少なくありません。この年は新世界のワインの成熟を示す重要なヴィンテージとしても注目されています。[6]
オーストラリア
オーストラリアでは2003年(南半球では2002/2003年のヴィンテージに相当)、南オーストラリア州のバロッサバレーやマクラーレン・ヴェールで夏季の高温と乾燥により、特にシラーズが高度に凝縮し、深みのある色調と豊かな果実味、スパイシーな特徴を持つワインとなりました。バロッサの古木シラーズは特に品質が高く、チョコレートやプラムのニュアンスが豊かな力強いワインが生産されました。クナワラでは石灰質土壌の畑でカベルネ・ソーヴィニヨンが水分ストレスにもかかわらずバランスの取れた成熟を遂げ、濃厚ながらもエレガントなワインになりました。ヴィクトリア州のヤラ・バレーでは比較的涼しい気候条件がピノ・ノワールとシャルドネに好影響を与え、果実味と酸味のバランスが取れた洗練されたワインが生産されました。ルザーグレンでは乾燥した気候の中でもシラーズが良好な成績を示し、スパイシーで濃厚な赤ワインとなりました。西オーストラリア州のマーガレット・リバーでは海洋性気候の影響で比較的穏やかな条件下、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが優れた結果を示しました。特にシャルドネは柑橘系とナッツのニュアンスを持つ複雑なワインに仕上がりました。ニュー・サウス・ウェールズ州のハンター・バレーではセミヨンが早期収穫により酸味を保ち、熟成ポテンシャルの高い白ワインとなりました。オーストラリア全体としては、2003年のヴィンテージは主要産地で高品質なワインが生産され、特に赤ワインは凝縮感と長期熟成ポテンシャルを持つものが多い年となりました。[6]
チリ
チリでは2003年(南半球では2002/2003年のヴィンテージに相当)、中央渓谷地域を中心に比較的穏やかな気候条件に恵まれました。マイポバレーでは春の温暖な気象条件によりブドウの開花が順調に進み、夏は極端な高温を避けて日照と涼しい夜の組み合わせが良質なブドウを育みました。この地域ではカベルネ・ソーヴィニヨンが特に優れた結果を示し、熟した赤い果実の風味とハーブのニュアンスを持つエレガントなワインが生産されました。コルチャグアバレーでは、カルメネールが理想的な条件下で完全に成熟し、通常この品種が持つ青臭さが少なく、スパイシーな赤果実とバニラのニュアンスを持つバランスの良いワインが生まれました。カサブランカバレーでは太平洋からの冷涼な影響により、シャルドネとソーヴィニヨン・ブランが素晴らしい酸味と果実味のバランスを持つ白ワインとなりました。特にソーヴィニヨン・ブランは柑橘系と熱帯果実のアロマが豊かで、フレッシュでいきいきとした白ワインが生産されました。アコンカグアバレーではシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドが好結果を示し、複雑さと深みを持つワインとなりました。また、この時期からチリではカスティーリョやサンアントニオなどの沿岸部のより冷涼な新興地域でのブドウ栽培も始まっており、これらの地域からはピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランなどの涼しい気候を好む品種の高品質なワインが少量ながら生産され始めました。チリ全体として2003年は安定したヴィンテージとなり、赤ワインの果実味の豊かさと白ワインのフレッシュさが特徴的で、チリワインの国際的な評価を高めるのに貢献した年となりました。[6]
南アフリカ
南アフリカでは2003年(南半球では2002/2003年のヴィンテージに相当)、ケープ半島全域で比較的穏やかな気候条件に恵まれました。ステレンボッシュ地域では夏の暑さが適度に抑えられ、特にシラーズとカベルネ・ソーヴィニヨンが均等に成熟し、果実味とスパイスのバランスが取れた赤ワインになりました。シラーズは特に良好な結果を示し、黒コショウと赤い果実のニュアンスを持つエレガントなワインとなりました。パール地域では比較的涼しい気候条件下でシュナン・ブランが優れた品質を示し、熟したリンゴと蜂蜜のニュアンスを持つ複雑な白ワインが生産されました。南アフリカの特徴的な品種であるピノタージュは特にウェリントン地域で良好な結果となり、果実味が豊かでタンニンがまろやかな飲みやすいスタイルに仕上がりました。コンスタンシア地域では海洋の影響を受けた冷涼な気候条件下で、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンの混植畑から複雑さと長期熟成ポテンシャルを持つ白ワインが生産されました。ロバートソン地域では石灰質土壌がシャルドネに好影響を与え、ミネラル感と柑橘系の風味が豊かな白ワインが生産されました。特に注目すべきは「ケープ・ブレンド」と呼ばれるボルドー系品種とシラーズ、そして時にピノタージュを組み合わせた独自のブレンドスタイルで、これらは2003年に特に成功し、複雑さと凝縮感を持つ南アフリカらしい個性的なワインとなりました。南アフリカ全体として2003年は比較的バランスの取れたヴィンテージとなり、この時期に南アフリカワインの国際的な評価が高まる中、高品質なワインが生産され、特に白ワインは酸味と果実味のバランスが取れた長期熟成ポテンシャルを持つものが多く生まれました。[6]
ニュージーランド
ニュージーランドでは2003年(南半球では2002/2003年のヴィンテージに相当)、北島と南島の主要ワイン産地で比較的温暖ながらも冷涼な影響も受けた均衡のとれた気候条件に恵まれました。マールボロ地方では夏の温暖な気候と涼しい夜の組み合わせがソーヴィニヨン・ブランの品質を高め、このヴィンテージは特に豊かな熱帯果実のアロマと切れのある酸味を持つワインとなりました。この年はマールボロのソーヴィニヨン・ブランが国際的に高い評価を受け始めた時期で、グースベリーやパッションフルーツの特徴的なアロマが際立つワインが多く生産されました。ホークス・ベイでは比較的乾燥した気候条件下で、シャルドネとメルローが優れた結果を示し、シャルドネは熟した果実味と適度な樽の影響によるクリーミーな質感を持つワインに、メルローはプラムとスパイスのニュアンスが豊かな赤ワインに仕上がりました。セントラル・オタゴでは冷涼な気候と長い成熟期間がピノ・ノワールに好影響を与え、チェリーと野生のハーブのニュアンスを持つエレガントなワインが生産されました。この地域はまだ開発初期段階でしたが、2003年のヴィンテージは将来性を示す重要な年となりました。ワイララパ地方ではピノ・ノワールとソーヴィニヨン・ブランの両方が良好な結果を示し、特にピノ・ノワールは濃厚さと優雅さを兼ね備えたワインに仕上がりました。ギズボーン地方ではシャルドネとゲヴュルツトラミネールが温暖な気候条件に適応し、熟した果実味とスパイシーな特徴を持つ白ワインが生産されました。ニュージーランド全体として2003年は比較的安定したヴィンテージとなり、特に白ワインの品質が高く評価され、ニュージーランドワインの国際的なプ
2003年ワイン ヴィンテージワイン
2003年は極端に暑かった年。
ボルドーでは春先から収穫時期にかけての晴天、特に8月は歴史上最高気温を記録しました。あまりに暑かった為に果皮脳するメルローなどは被害にあったものもありましたが、暑さを乗り越えたものは果実味に溢れた魅力的なワインが出来ました。
ブルゴーニュでも基本的には良年とされていますが、暑さで過熟気味の葡萄が多かった為、早いうちに飲めば果実味のしっかりした素晴らしいワインが多いのですが、比較的短命であるといわれています。


[2003年生まれ 暦・年齢・干支・一覧表] [2003年過去の販売ワイン]
|