エレガントで女性的なマルゴーのセカンドラベル!
シャトー・マルゴーのセカンドワインは19世紀に始まりました。
ファースト・ラベルのシャトー・マルゴーは、マルゴー特有のエレガンスさを最大限に引き出すため、ここ数10年間でカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高める方向にシフトしています。
グラン・ヴァンがよりカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を高めたため、それまでグラン・ヴァンに使用されていた最高品質のメルロが
パヴィヨン・ルージュにまわされるようになり、クオリティはどんどん向上していると言われています。
偉大だからこそ出来る、偉大なセカンド。
グランヴァンと言われるワインはその名声を保つ為、香りの豊かさ、力強さ、複雑さ、タンニン量、全てを考慮して、そのグランヴァンの品質に見合ったワインだけが厳しく選別され、生産量の限られた貴重な偉大ワインを生み出します。
厳しい選別の末切り捨てられたワインが「セカンドワイン」として世に出されるわけですが、このセカンドワイン自身、偉大である事は言うまでもありません。
時にグランヴァンと全く変わらないテロワール、全く同じ畑で栽培から収穫、ブドウの選別に至り、全く同じワイン造りによって造られたものであるのですから。
また、若木の葡萄からできるワイン、または別区画の葡萄から造られるワインも、セカンドワインとしてリリースされています。
■力強さと優雅さを兼ね備えたボルドー・メドックの赤ワイン。
1855年に開催されたパリ万国博覧会で、数あるワインの中から選ばれた58のシャトーは、オーブリオンを除いた全てがメドック地区のものでした。
そんな高級赤ワインを産出するメドック地区では今でも、権威ある格付けワインが世界中に知られています。
しっかり骨格のある、タンニンの強いカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインから、サン・テステフ辺りになるとメルロの比率が若干高まり、優しさが加わります。
若いうちはタンニン分が豊富でスパイシーな特徴のあるメドックのワインも、熟成と共にエレガントで滑らかで、複雑味が増します。