偉大なる格付け1級ワイン!
シャトー・ムートン・ロートシルトはボルドーの格付け1級シャトーの一つで世界的にも高い人気を誇るワインです。
1853年にユダヤ系大富豪ロートシルト(ロスチャイルド)家が所有することとなったムートン・ロートシルトは、1855年に行われたボルドーの格付けにおいて1級ではなく2級に格付けされてしまいました。
この事実に大きな憤りを感じたロスチャイルド家では、莫大な資金を投入し畑や醸造施設の大幅に改革を行いました。そして、4世代にもわたる努力が実り、1973年に悲願の1級格付けを手に入れたのです。しかし、当時のオーナーであったフィリップ・ロートシルト伯爵は、「われ1級となりしは、かつて2級なり。されどムートンは昔も今も変わらず」という名言を残し、1855年のボルドー格付けが不当であったという認識とあらためて表現しています。
ボルドー格付け1級には現在5つのシャトーが君臨していますが、その中でもムートンは最も肉付きがよく華やかな様相を呈したワインを造っています。
また、ムートンの人気を不動のものとするもう一つの魅力としてヴィンテージごとに変わるラベルデザインも挙げられます。
1993年ヴィンテージには2種類のラベルが存在します。元のデザインはフランスの著名な画家バルテュスによる「少女の裸体」が描かれています。しかし、当時のアメリカでこのデザインは幼児虐待にあたる、という判断がなされ輸入禁止となりました。そのため、ムートンではアメリカ輸出用に何も描かれていない、「白いラベル」を作成したのです。その結果、1993年ヴィンテージには2種類のラベルが存在しています。