1992年 ルモワスネ ブルゴーニュ・ブラン ディアマン・ジュビレ|30年超熟成の白ブルゴーニュ
1992年ヴィンテージ
1992年のブルゴーニュ白は、夏の暑さと9月の雨の影響を受けた年。しかし収穫のタイミングを見極めた生産者は、酸をしっかり残した均整の取れた白ワインを生み出しました。早飲み向きとされた年ですが、優れたネゴシアンの手によるものは30年以上の熟成に耐える底力を秘めています。
ルモワスネ・ペール・エ・フィス
1877年創業、ボーヌに本拠を置くブルゴーニュ屈指の名門ネゴシアン。自社カーヴに膨大な古酒ストックを保有することで知られ、完璧な温度管理のもと数十年単位で熟成させてからリリースする独自のスタイルを貫いています。2005年にアメリカ人実業家に経営が移りましたが、カーヴに眠る古酒コレクションはブルゴーニュの至宝と呼ばれ続けています。
ディアマン・ジュビレ
「ダイヤモンドの祝祭」を意味するこの特別キュヴェは、ルモワスネが長期熟成に値すると判断した樽を選別し、自社カーヴで長期間寝かせてからリリースする上級ライン。広域アペラシオンのブルゴーニュACでありながら、その熟成ポテンシャルと複雑さは村名クラスを凌ぐと評されます。
味わいの特徴
シャルドネ100%。34年の瓶熟成を経た白ブルゴーニュは極めて希少な存在です。色調は黄金色から琥珀色へと深まり、蜂蜜、ローストしたアーモンド、白トリュフ、蜜蝋の複雑な香りが立ち上ります。口中では熟成由来のまろやかさと、なお残る芯のある酸が見事なバランスを保ち、ドライフルーツやキャラメルのニュアンスを伴う長い余韻が続きます。ルモワスネのカーヴが育んだ、時間の芸術品ともいえる白ワインです。
1992年という時代
バルセロナオリンピックが開催され、日本では毛利衛さんがスペースシャトルで宇宙へ飛んだ年。きんさんぎんさんブームが日本中を和ませた時代でもあります。この年に生まれた方への贈り物として、同い年のブルゴーニュ白古酒は他に類を見ない希少な選択肢です。