樹齢90年の葡萄を所有するこだわりのシャトー
シャトー・オーバイイはフランスのボルドー地方グラーヴ地区で造られているワインです。カベルネ・ソーヴィニヨン種を主体に、作られるワインは全体的に軽やかで、華やかな印象のワインとして仕上がります。
フランスで19世紀の終わりから20世紀初頭にかけて大流行したフィロキセラによる被害を受けた際、ボルドー地方の多くのシャトーではアメリカから取り寄せた葡萄の樹に、フランス産の苗木を植樹して難を逃れるという方法をとりました。しかし、シャトー・オーバイイでは、当時オーナーだったアルシッド・ベロ・デ・ミニエールの情熱により、アメリカ産の接木を行わないでフィロキセラの被害を避けることに成功したのです。彼の情熱はその後も娘へ、そして、オーナーが変わってからも、シャトーのポリシーとして代々受け継がれています。
メドックの3級にも匹敵する、と評論家達からも賞賛を贈られる実力は代々のオーナーの努力の賜物です。