1966年 ルモワスネ ヴォルネイ・サントノ|還暦年の赤ブルゴーニュ
1966年ヴィンテージ
1966年のブルゴーニュは、1964年に次ぐ優良年として高く評価されています。夏から秋にかけて安定した天候に恵まれ、ピノ・ノワールは十分な成熟度と引き締まった酸を兼ね備えて収穫されました。60年という歳月を経てなお語られるヴィンテージです。
ルモワスネ・ペール・エ・フィス
1877年創業、ボーヌに本拠を構えるブルゴーニュの名門ネゴシアン。自社カーヴに膨大な古酒ストックを保有し、完璧な温度管理のもと数十年単位で熟成させてからリリースする独自の哲学で知られます。ルモワスネの1966年が現存すること自体が、このネゴシアンのカーヴ管理の卓越さを証明しています。
ヴォルネイ・サントノ
サントノはヴォルネイ村とムルソー村の境界に位置する一級畑。正式にはムルソー村に属しながら、赤ワインはヴォルネイの名で出荷される特殊なアペラシオンです。コート・ド・ボーヌで最も女性的と称されるヴォルネイの中にあって、サントノは骨格のしっかりした力強さも併せ持つ畑として知られます。
味わいの特徴
ピノ・ノワール100%。60年の熟成を経たブルゴーニュは、果実味は枯葉、腐葉土、乾燥したバラの花びらへと昇華し、紅茶、なめし革、東洋系スパイスの繊細なブーケが広がります。タンニンは完全に溶け込み、澄んだ酸が全体を支える透明感のある味わい。グラスの中で刻一刻と表情を変える、生きた古酒の醍醐味を堪能できます。
1966年 ー 還暦の年
ビートルズが来日公演を行い、日本の総人口が1億人を突破した年。2026年に還暦を迎える方にとって、生まれ年のブルゴーニュ一級畑は60年という人生の重みと響き合う特別な贈り物です。ルモワスネのカーヴで守られてきたこの一本が、新たな門出を祝うグラスに注がれる瞬間を待っています。