愛を伝えるハートのラベルのワイン
ボルドー・メドック地区サンテステフ村に位置する名門シャトー、カロン・セギュール。1855年メドック格付けでは第3級に格付けされる歴史あるシャトーであり、ラベルに描かれたハートのマークから「愛を象徴するワイン」として世界中のワイン愛好家に知られています。かつてこのシャトーを所有していたセギュール侯爵が「われラフィットをつくりしが、わが心はカロンにあり」と語ったという逸話は有名で、その言葉からハートのラベルが生まれたと伝えられています。品質だけでなく、物語を持つワインとして多くの人に愛されてきた銘柄です。
1966年のボルドーは、クラシックなスタイルのワインが生まれた堅実なヴィンテージとして知られています。派手さよりもバランスと構造の良さが特徴で、しっかりとした骨格を持つ長期熟成型のワインが多く造られました。サンテステフのワインらしく力強さを備えながらも、年月とともにゆっくりと魅力を深めていくタイプのヴィンテージと言えるでしょう。
半世紀以上という長い年月を経た1966年のカロン・セギュールは、熟成ワインならではの落ち着いた複雑さを楽しめる一本です。若い頃のカシスやブラックベリーなどの黒系果実の面影に、熟成によって生まれるシダー、革、スパイス、土のニュアンスなどが重なり、深みのある香りが広がります。長い時間をかけてタンニンはやわらかく溶け込み、穏やかでしなやかな味わいへと変化しているのも魅力です。
1966年というヴィンテージは、すでに半世紀以上の時を刻んできた大変貴重な存在です。ヴィンテージワインは年月とともに市場から少しずつ姿を消していくため、この年代のワインに出会える機会は決して多くありません。
1966年生まれの方への誕生日プレゼントや記念年のワインとしてもおすすめです。人生の節目や特別な記念日を祝う一本として、同じ年に生まれたワインを開ける時間は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
愛を象徴するハートのラベルとともに長い時を重ねてきたカロン・セギュール。1966年ヴィンテージは、時の流れそのものを味わうことのできる特別な一本です。