1935年 バローロ マルケージ・ディ・バローロ|戦前イタリアの遺産
1935年ヴィンテージ
1935年のピエモンテは安定した気候に恵まれた年です。第二次世界大戦前のイタリアワインが現存すること自体が極めて稀であり、90年近い時を経たこのボトルは、ワインというより歴史の証人です。
バローロの名門
マルケージ・ディ・バローロは、バローロの歴史そのものと言える生産者です。19世紀にカルロ・アルベルト国王の側近であったファッレッティ侯爵夫人が、バローロワインの品質向上に尽力したことで知られています。ネッビオーロ種から造られるバローロは、長期熟成により真価を発揮するワインの代表格です。
古酒としての価値
90年近い熟成を経たバローロは、果実味は穏やかに退き、ドライフルーツ、革、タバコ、スパイスといった複雑な第三アロマが支配的になります。液面の低下やコルクの状態にもよりますが、適切に保管されたボトルは驚くほどの生命力を見せることがあります。