DRC リシュブール 2015 在庫紹介|暑く乾いた夏を越えた年

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のリシュブール 2015年、750mlの在庫紹介です。ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑で造られるピノ・ノワールの赤ワインで、当店の在庫は1本です。
正面ラベル
正面ラベルには畑名の「RICHEBOURG」と「ANNÉE 2015」の年号、この年の収穫本数と瓶番号の欄(番号は写真上で伏せています)が並びます。2015年のリシュブールの生産量は849ケースと伝えられ、本数にすると約1万本です。2014年は1,160ケースでした。
右下には「LES ASSOCIÉS-GÉRANTS」の文字とともに、アンリ=フレデリック・ロシュ、オベール・ド・ヴィレーヌ両氏の署名が入ります。
キャップシールと首まわり

キャップシールは深い赤褐色で、天面には「SOCIÉTÉ CIVILE DU DOMAINE DE LA ROMANÉE-CONTI」の刻印が輪のように入ります。

首の部分には「240 D.G.D.D.I.」の印字が見え、その下の黒い帯には畑名が白抜きで入ります。外観は写真のとおりです。
バックラベル

バックラベルは輸入者の株式会社ファインズのものです。内容量750ml、アルコール分13.5%、「リーファーコンテナ使用」の表記があります。
2015年のリシュブール
2015年は、6月半ばから厳しい暑さが続き、7月の平均気温が2003年を上回るとも報告された年です。リシュブールの収穫は9月8日と9日でした。オベール・ド・ヴィレーヌ氏が特別な年として語ったことでも知られます。作柄とドメーヌの歩みは、下の解説にまとめています。
写真の確認日は2026年11月7日です。ご購入・お問い合わせは、商品ページからお願いいたします。
ヴィンテージと生産者のいま
味わいは当店では試飲しておらず、評論家の評価と期待の範囲で記しています。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 2015 を知る専門店の解説 ・ 2,248字
2015年ヴィンテージ
2015年のブルゴーニュは、開花から夏まで、暑さと乾燥が目立つ年になりました。最初の花が見られたのは5月24日ごろです。開花がほぼ終わったころに風と雨が来ましたが、6月15日の激しい雨のあとは天気が一変します。日中の気温は30℃を超え、場所によっては40℃以上に達する日もありました。
7月の本格的な雨は22日まで待つことになります。ブルゴーニュワイン委員会の暫定の数字として、7月の平均気温は2003年より1℃高かったと報告されました。色づきはゆっくり進み、その原因は暑さよりも乾燥だったとされます。8月も暑さが続きましたが、第2週に数日間で100mm近い雨が降り、畑を潤しました。
赤の収穫は、コート・ド・ボーヌの多くのドメーヌで9月2日から4日に始まり、コート・ド・ニュイはその4〜5日後でした。ぶどうの状態は良く、選果で除かれたピノ・ノワールは1%に満たなかったと報告されています。一方で果汁の量は多くなく、赤の収量は予想を下回ることが多い年でした。
DRCのリシュブールは9月8日と9日に摘まれ、収量は24.34hL/haと記録されています。瓶詰めは2017年の2月から3月にかけてと紹介されています。2015年の生産量は849ケースで、2014年の1,160ケースを大きく下回りました。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti、通称DRC)は、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネ村に本拠を置く造り手です。名の由来は、1760年に畑「ラ・ロマネ」を手に入れたコンティ公ルイ・フランソワ・ド・ブルボンにあります。
今のドメーヌの形を作ったのは、1869年にロマネ・コンティの畑を購入したジャック=マリー・デュヴォー=ブロシェです。エシェゾー、グラン・エシェゾー、リシュブールなどの畑が一族のもとに集まりました。現在は、単独所有のロマネ・コンティとラ・ターシュを中心に、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾーなどの特級畑を手がけ、ド・ヴィレーヌ家とロシュ家の共同所有として続いています。
2015年は、オベール・ド・ヴィレーヌ氏にとって特別な年でした。ドメーヌに携わって約半世紀にあたるこの年について、同氏は自身の経歴の中でも最も注目すべき年かもしれないと語ったと伝えられます。この年のラベルには、同氏とアンリ=フレデリック・ロシュ氏の署名が並びます。ロシュ氏は2018年に亡くなり、翌2019年にペリーヌ・フナル氏が後任に選ばれました。オベール氏も2021年末に共同ディレクターを退いたとされ、現在はフナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏がドメーヌを率いています。
リシュブールの名は1512年の文書に見えるとされ、1936年にAOCの特級畑となりました。畑はレ・リシュブールとレ・ヴェロワイユの2つの区画名からなる計8.03ヘクタールで、11の所有者に分かれています。DRCは最大の所有者で、持ち分は3.511ヘクタールです。その大半はロマネ・コンティとラ・ロマネに接する側を含むレ・リシュブールの区画にあり、残りの約0.94ヘクタールがレ・ヴェロワイユの下部にあります。
評論家のニール・マーティン氏は、この2015年を評した文章の中で、リシュブールの畑が近年一段と力を増しているというオベール氏の言葉に同意すると書いています。リシュブールはDRCの中でも最も力強いワインと評され、しっかりしたタンニンと骨格が長い熟成を支えるとされます。DRCの赤に共通する造りとしては、新樽100%での熟成と、梗を一緒に仕込むことが知られています。
2015年の造りでは、ぶどうを1粒も除梗しなかったと伝えられます。オベール氏はこの年の畑について、樹がかつてないほど美しかったと語る一方で、豊かに熟れることへの心配も口にしていました。同じ年のコルトンは382ケース、収量は22.3hL/haと報告されています。
DRCのリシュブールの生産量は年によって大きく変わります。2014年の1,160ケースに対し、2015年は849ケースでした。瓶番号が1本ずつ入るラベルは、その年に造られた本数のうちの1本であることを示しています。
味わいの特徴
当店では、この瓶を試飲していません。以下は、評論家の評価と、そこから期待される味わいです。
ニール・マーティン氏は97点、ウィリアム・ケリー氏は96点を付け、ジャスパー・モリス氏は98点、リチャード・ヘミング氏は20点満点の20点と評しました。2017年1月に樽熟成中のワインを試飲したスティーン・オーマン氏は、2015年の涼やかで生き生きとした面が表れていると記しています。暑い年でありながら、重さだけではない表情が期待されます。
飲み頃については、2020〜2050年、2025〜2050年、2025〜2060年とする見方があり、2037年からと遅めに見る評者もいます。瓶詰めから約9年半たった今は、これから長い熟成の時期に入る段階が期待されます。抜栓される場合は、時間をかけて開いていく変化も楽しめると考えられます。
2015年という時代
2015年は、日本では戦後70年の節目にあたり、3月に北陸新幹線の長野・金沢間が開業しました。世界では12月にパリ協定が採択された年です。2015年にお生まれの方が成人を迎えるころにも、飲み頃の範囲に入ると見られています。この年の結婚や創業の記念にも、年号が重なる1本です。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | 2015年 DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 赤ワイン 2015(Richebourg) |
|---|---|
| 商品コード | 6991308 |
| 容量 | 750ML |
| 確認日 | 2026-11-07 |





