DRC リシュブール 2005 在庫紹介|ドメーヌが「1999年以来」と記した年

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のリシュブール 2005年、750mlの在庫紹介です。ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑で造られるピノ・ノワールの赤ワインで、当店の在庫は2本です。
正面ラベル

ラベルの中央には畑名の「RICHEBOURG」、その下に「13.882 Bouteilles Récoltées」の文字があります。この年に収穫されたのは1万3,882本という意味です。左下には「ANNÉE 2005」の年号と瓶番号の欄が並びます(番号は写真上で伏せています)。
右下には「LES ASSOCIÉS-GÉRANTS」の文字とともに、アンリ=フレデリック・ロシュ、オベール・ド・ヴィレーヌ両氏の署名が入ります。外観は写真のとおりです。
キャップシール

キャップシールは深い赤褐色で、首の部分にはマリアンヌの横顔の印と「21 RECOLTANT」の文字が見えます。その下の黒い帯には、畑名が白抜きで入ります。

天面には「SOCIÉTÉ CIVILE DU DOMAINE DE LA ROMANÉE-CONTI」の刻印が輪のように入ります。
2005年のリシュブール
ドメーヌは収穫直後の報告で、選果台を通るぶどうを1999年以来で最も美しかったと記し、この年を偉大な年のひとつに数えられると書きました。リシュブールの収穫は9月17日と18日です。作柄とドメーヌの歩みは、下の解説にまとめています。
写真の確認日は2026年11月7日です。ご購入・お問い合わせは、商品ページからお願いいたします。
ヴィンテージと生産者のいま
味わいは当店では試飲しておらず、評論家の評価と期待の範囲で記しています。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ) 2005 を知る専門店の解説 ・ 2,094字
2005年ヴィンテージ
2005年の作柄を決めたのは、乾燥と北風でした。DRCの収穫報告によると、4月を除けば春から夏に続く雨はほとんどなく、5月から7月に軽いにわか雨が数回あった程度でした。8月にも雨はほとんど降らず、この月は曇りがちで涼しい日が続きます。収穫前の9月7日に降った雨が、熟すのを早める恵みになりました。
開花は5月25日に順調に始まりましたが、乾燥の影響で次第に遅く不揃いになりました。その結果、小さな粒が多く付く「ミルランダージュ」が多く見られ、ドメーヌはこれを品質に欠かせない要素と記しています。色づきは8月5日に始まり、これもゆっくり不揃いに進みました。9月初めに暑さが戻ると、ぶどうは一気に熟していきます。
収穫の頃のぶどうは、果皮が厚く色は濃い黒で、果汁が少なく、房はまばらでした。乾燥のため灰色かび病はほとんど見られず、報告には摘み手への指示も簡単で済んだとあります。5月4日の雹はグラン・エシェゾーとエシェゾーの一帯を襲いましたが、わずかな減収で済みました。
DRCの収穫は9月15日に始まり、ラ・ターシュとロマネ・コンティの次に、リシュブールが9月17日と18日に摘まれました。潜在アルコール度数が13度に達したのを見て収穫を決めています。赤の収量は平均で28〜30hL/haでした。
ドメーヌは2005年を、同じ干ばつの年である1976年とも比べています。ただ、2005年はそれほど暑くなく、貴重な雨にも恵まれた点で、共通点はないと結論づけました。2003年とも異なり、樹がぶどうに養分を送り続けたことも記しています。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti、通称DRC)は、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネ村に本拠を置く造り手です。単独所有のロマネ・コンティとラ・ターシュを中心に、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾーなどの特級畑を手がけています。
名の由来は、1760年に畑「ラ・ロマネ」を手に入れたコンティ公ルイ・フランソワ・ド・ブルボンです。今のドメーヌの形は、1869年にロマネ・コンティの畑を購入したジャック=マリー・デュヴォー=ブロシェの時代に整いました。エシェゾー、グラン・エシェゾー、リシュブールなどの畑が一族のもとに集まり、現在はド・ヴィレーヌ家とロシュ家の共同所有として続いています。
2005年のラベルに署名したのは、アンリ=フレデリック・ロシュ氏とオベール・ド・ヴィレーヌ氏です。瓶詰めから約半年たった2007年11月、ド・ヴィレーヌ氏はこの年のワインについて、「信じられないほどの活力、たくましさ、凝縮感がある」と語りました。ただ、「これは偉大な年だと思う」と述べる一方で、「ほかのどの年よりも瓶に閉じ込められるのを嫌うワインだ」とも話しています。
ロシュ氏は2018年に亡くなり、翌2019年にペリーヌ・フナル氏が後任に選ばれました。オベール氏も2021年末に共同ディレクターを退いたとされ、現在はフナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏がドメーヌを率いています。
リシュブールの名は1512年の文書に見えるとされ、1936年にAOCの特級畑となりました。畑はレ・リシュブールとレ・ヴェロワイユの2つの区画名からなる計8.03ヘクタールで、11の所有者に分かれています。DRCは最大の所有者で、持ち分は3.511ヘクタールです。その大半はロマネ・コンティとラ・ロマネに接する側を含むレ・リシュブールの区画にあります。
リシュブールはDRCの中でも力強いワインと評され、しっかりしたタンニンと骨格が長い熟成を支えるとされます。
ラベルの収穫本数は、年ごとに大きく変わります。当店の在庫のラベルでは、2005年が1万3,882本、2009年が1万5,742本、2014年が1万3,928本、2016年が1万418本です。
味わいの特徴
当店では、この瓶を試飲していません。以下は、評論家の試飲記と、そこから期待される味わいです。
2008年2月にロンドンで開かれたリリースの試飲で、ジェイミー・グッド氏はこの年のリシュブールに96点を付けました。香りはなめらかで純粋、印象に残る上品な赤い果実の個性があると記しています。味わいは表情豊かで、丸みのある純粋な果実にほのかな土の風味が重なり、熟した果実の絹のような舌触りの奥に、しっかりした骨格があるとも書いています。
飲み頃については、Tastingbookに2020〜2035年という目安があります。収穫から21年たった今は、この目安の範囲に入っています。抜栓される場合は、時間をかけて開いていく変化も楽しめると期待されます。
2005年という時代
2005年は、日本では3月から9月まで愛知県で「愛・地球博」が開かれ、9月には郵政民営化を争点にした衆議院議員総選挙が行われた年です。ドイツでは11月にアンゲラ・メルケル氏が初の女性首相に就きました。2005年にお生まれの方は、2025年に20歳を迎えています。この年の結婚や創業の記念にも、年号が重なる1本です。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ) 2005(Richebourg) |
|---|---|
| 商品コード | 5000011 |
| 容量 | 750ml |
| 確認日 | 2026-11-07 |





