DRC リシュブール 2009 在庫紹介|1959年になぞらえられた年

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のリシュブール 2009年、750mlの在庫紹介です。ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑で造られるピノ・ノワールの赤ワインで、当店の在庫は1本です。
正面ラベル
正面ラベルには畑名の「RICHEBOURG」と「ANNÉE 2009」の年号が入ります。収穫本数の欄には15,742本と記され、瓶番号はこのうちの1本を示します(番号は写真上で伏せています)。当店で先にご紹介した3年分と比べると、2014年は13,928本、2016年は10,418本で、2015年は約1万本です。2009年はこれらより多く造られた年でした。
右下には「LES ASSOCIÉS-GÉRANTS」の文字とともに、アンリ=フレデリック・ロシュ、オベール・ド・ヴィレーヌ両氏の署名が入ります。
ボトル全体

ボトル全体の写真です。
キャップシールと首まわり

キャップシールは深い赤褐色で、天面には「SOCIÉTÉ CIVILE DU DOMAINE DE LA ROMANÉE-CONTI」の刻印が輪のように入ります。

首の部分には「240 D.G.D.D.I.」の印字が見え、その下の黒い帯には畑名が白抜きで入ります。
バックラベル

バックラベルは輸入者の株式会社ファインズのものです。内容量750ml、アルコール分13.5度、「リーファーコンテナ使用」の表記があります。
2009年のリシュブール
2009年について、オベール・ド・ヴィレーヌ氏は1959年のスタイルに近いと語り、2005年以来の良いぶどうが採れた年としています。リリース当時の試飲では、密度としっかりしたタンニンがあると評されました。作柄とドメーヌの歩みは、下の解説にまとめています。
写真の確認日は2026年11月7日です。ご購入・お問い合わせは、商品ページからお願いいたします。
ヴィンテージと生産者のいま
味わいは当店では試飲しておらず、評論家の評価と期待の範囲で記しています。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 2009 を知る専門店の解説 ・ 2,073字
2009年ヴィンテージ
2009年のブルゴーニュは、早い芽吹きから始まりました。ワイン・スペクテイター誌がオベール・ド・ヴィレーヌ氏の話として伝えたところでは、4月から6月は暖かく湿った日が続き、嵐がほぼ毎週のように来ました。開花は長引き、そのために熟すタイミングにばらつきが出る年でした。
一方で、実の小さい房が多くなる「ミルランダージュ」がよく見られ、風味とタンニンが果皮に集まりました。8月は15日に嵐があったものの、ほかは暑く乾いた日が続きます。灰色かびはほとんど見られなかったと報告されています。
DRCはこの年、9月10日にコルトンから収穫を始め、ヴォーヌ・ロマネは9月13日まで待ってから摘み始めました。すべてが熟すのを待つことが大切だった、とド・ヴィレーヌ氏は語っています。選果台については「夢に見るような最良のぶどうが見られた」と述べ、2005年以来の良いぶどうだったとしています。
リシュブール 2009年の収穫本数は、ラベルによれば15,742本です。12本入りに換算するとおよそ1,312ケースにあたります。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti、通称DRC)は、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネ村に本拠を置く造り手です。単独所有のロマネ・コンティとラ・ターシュを中心に、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾーなどの特級畑を手がけています。
名の由来は、1760年に畑「ラ・ロマネ」を手に入れたコンティ公ルイ・フランソワ・ド・ブルボンです。今のドメーヌの形は、1869年にロマネ・コンティの畑を購入したジャック=マリー・デュヴォー=ブロシェの時代に整いました。エシェゾー、グラン・エシェゾー、リシュブールなどの畑が一族のもとに集まり、現在はド・ヴィレーヌ家とロシュ家の共同所有として続いています。
2009年のラベルに署名したのは、アンリ=フレデリック・ロシュ氏とオベール・ド・ヴィレーヌ氏です。ド・ヴィレーヌ氏はこの年のワインについて、「これほど女性的で魅惑的なワインを造ったのは久しぶりだ」と語りました。さらに、1959年と比べて密度があり、その純粋さゆえによく熟成するだろうとも話しています。別の試飲の場では、「2009年のようなワインを毎年造りたい。しかし、そうなったらブルゴーニュではなくなってしまう」と語ったと伝えられます。天候に左右される土地で、この年がいかに恵まれていたかを表す言葉です。
ロシュ氏は2018年に亡くなり、翌2019年にペリーヌ・フナル氏が後任に選ばれました。オベール氏も2021年末に共同ディレクターを退いたとされ、現在はフナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏がドメーヌを率いています。
リシュブールの名は1512年の文書に見えるとされ、1936年にAOCの特級畑となりました。畑はレ・リシュブールとレ・ヴェロワイユの2つの区画名からなる計8.03ヘクタールで、11の所有者に分かれています。DRCは最大の所有者で、持ち分は3.511ヘクタールです。その大半はロマネ・コンティとラ・ロマネに接する側を含むレ・リシュブールの区画にあります。
リシュブールはDRCの中でも力強いワインと評され、しっかりしたタンニンと骨格が長い熟成を支えるとされます。2009年の試飲記でも、ジョン・ティルソン氏は「ビロードの手袋をはめた鉄の拳」という言葉でこのワインを表しました。力と滑らかさが同居する、というリシュブールらしい評価です。
瓶番号が1本ずつ入るラベルは、その年に造られた本数のうちの1本であることを示しています。DRCのワインの多くは、個人の顧客へ直接渡るとされています。
味わいの特徴
当店では、この瓶を試飲していません。以下は、評論家の試飲記と、そこから期待される味わいです。
リリース前後の2012年の試飲で、ブルース・サンダーソン氏(ワイン・スペクテイター)は、チェリーとサンダルウッド、少しのミントの香りがあり、密度としっかりしたタンニンがあると記して95点を付けました。ワイン・アノラックの試飲記は96点で、甘く熟したチェリーの果実と青い香りの間に美しい緊張感があるとし、すでに調和しながら発展の余地が大きいと書いています。
スティーン・オーマン氏は「大きく筋肉質なワイン」と評して97点を付け、飲み始めを2032年からとしました。収穫から17年の今は、まだ若さの残る段階で、これから長い時間をかけて開いていく変化が期待されます。
2009年という時代
2009年は、1月にアメリカでオバマ大統領が就任し、日本では5月に裁判員制度が始まり、8月の衆議院選挙で政権交代が起きた年です。前年の金融危機の影響が世界に残る中、6月には世界保健機関が新型インフルエンザの世界的流行を宣言しました。2009年にお生まれの方が20歳を迎える2029年は、評論家が挙げる飲み始めの2032年の少し手前にあたります。お生まれの年や、この年の結婚・創業の記念にも、年号が重なる1本です。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | 2009年 DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 赤ワイン 2009(Richebourg) |
|---|---|
| 商品コード | 6991305 |
| 容量 | 750ML |
| 確認日 | 2026-11-07 |





