DRC リシュブール 2016 在庫紹介|遅霜の年の1万418本

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(DRC)のリシュブール 2016年、750mlの在庫紹介です。ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑で造られるピノ・ノワールの赤ワインで、当店の在庫は1本です。
ラベルに記された数字

正面ラベルには「10.418 Bouteilles Récoltées」とあり、この年のリシュブールが1万418本だったことが分かります。2014年のラベルは13,928本でした。その下に瓶番号の欄(番号は写真上で伏せています)と「ANNÉE 2016」の年号が続きます。
右下には「LES ASSOCIÉS-GÉRANTS」の文字とともに、アンリ=フレデリック・ロシュ、オベール・ド・ヴィレーヌ両氏の署名が入ります。
キャップシールと首まわり

キャップシールは深い赤褐色で、天面には「SOCIÉTÉ CIVILE DU DOMAINE DE LA ROMANÉE-CONTI」の刻印が輪のように入ります。

首の部分には「RECOLTANT」「240 D.G.D.D.I.」の印字が見え、その下の黒い帯には畑名が白抜きで入ります。外観は写真のとおりです。
バックラベル

バックラベルは輸入者の株式会社ファインズのものです。内容量750ml、アルコール分13.5%、「リーファーコンテナ使用」の表記があります。
2016年のリシュブール
2016年は、4月27日の遅霜がブルゴーニュの畑を襲った年です。DRCでもモンラッシェ、エシェゾー、グラン・エシェゾーが大きな被害を受けましたが、リシュブールの被害は一部にとどまりました。この畑の収穫は9月23日と24日です。作柄とドメーヌの歩みは、下の解説にまとめています。
写真の確認日は2026年11月6日です。ご購入・お問い合わせは、商品ページからお願いいたします。
ヴィンテージと生産者のいま
味わいは当店では試飲しておらず、評論家の試飲記と期待の範囲で記しています。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 2016 を知る専門店の解説 ・ 2,282字
2016年ヴィンテージ
2016年のヴォーヌ・ロマネは、雨の多い春で始まりました。1月から5月までに村へ降った雨は516mmに達し、畑ではベト病との戦いが続きました。そこへ4月27日の朝、激しい遅霜が襲います。DRCではモンラッシェとグラン・エシェゾーで9割ほど、エシェゾーでも8割ほどの収穫を失ったと、オベール氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏が語っています。エシェゾーの収量は6hL/ha、グラン・エシェゾーは7hL/haにとどまり、この2つはマグナムだけで瓶詰めされたと伝えられます。
リシュブールの被害は小さなものでした。ベルトラン氏によれば、リシュブールのレ・ヴェロワイユの区画とロマネ・サン・ヴィヴァンの北側の一部が失われたものの、大きな量ではなかったとされます。花が咲いたのは6月9日から25日で、7月15日ごろからは雨がやみ、夏らしい天候が収穫まで続きました。
ドメーヌの収穫は9月22日から29日まで行われ、リシュブールは9月23日と24日に摘まれました。収量は24hL/ha、畑の平均樹齢は46年と記録されています。この年は貴腐菌の被害がなく、全房での仕込みが広く使われました。瓶詰めは2018年3月下旬です。生産量は868ダースと報告されており、12を掛けた本数は、正面ラベルの10,418本とほぼ一致します。
DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti、通称DRC)は、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネ村に本拠を置く造り手です。名の由来は、1760年に畑「ラ・ロマネ」を手に入れたコンティ公ルイ・フランソワ・ド・ブルボンにあります。
ドメーヌの骨格が固まったのは、1869年にロマネ・コンティの畑を購入したジャック=マリー・デュヴォー=ブロシェの時代です。エシェゾー、グラン・エシェゾー、リシュブールなどが一族のもとに集まり、特級畑を並べる今の姿へ近づきました。現在は、単独所有のロマネ・コンティとラ・ターシュを核に、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、グラン・エシェゾー、エシェゾーなどの特級畑を手がけています。その後のドメーヌは、ド・ヴィレーヌ家とロシュ家の共同所有として続いています。
この2016年のラベルには、アンリ=フレデリック・ロシュ氏とオベール・ド・ヴィレーヌ氏の署名が並びます。ロシュ氏は2018年に亡くなり、翌2019年にペリーヌ・フナル氏が後任に選ばれました。オベール氏も2021年末に共同ディレクターを退いたとされ、現在はフナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏がドメーヌを率いています。ベルトラン氏は、2016年の霜の被害を語った1人でもあります。
リシュブールの名は1512年の文書に見えるとされ、1936年にAOCの特級畑となりました。畑はレ・リシュブールとレ・ヴェロワイユの2つの区画名からなる計8.03ヘクタールで、11の所有者に分かれています。DRCは最大の所有者で、持ち分は3.511ヘクタールです。その大半は、ロマネ・コンティとラ・ロマネに接する側を含むレ・リシュブールの区画にあり、残りの約0.94ヘクタールがレ・ヴェロワイユの下部にあります。2016年の霜で一部が失われたのは、このレ・ヴェロワイユの側でした。
味わいの面では、リシュブールはDRCの中でも最も力強いワインと評され、しっかりしたタンニンと骨格が長い熟成を支えるとされます。単独所有ではないヴォーヌ・ロマネの特級畑の中で最上と見る声もあります。DRCの赤に共通する造りとしては、新樽100%での熟成と、梗を一緒に仕込むことが知られています。2016年の試飲でも、樽の香りが支配することはなかったと伝えられました。
2016年の収量を畑ごとに見ると、リシュブールの24hL/haはロマネ・コンティと同じで、ラ・ターシュは31hL/ha、ロマネ・サン・ヴィヴァンは27hL/haでした。同じ村の畑でも、霜の当たり方で結果が大きく分かれた年だったことが分かります。
年間の生産量は約1万2,000本と紹介されることが多く、2016年の10,418本はそれを下回ります。瓶番号が1本ずつ入るラベルは、その年に造られた本数のうちの1本であることを示しています。
味わいの特徴
当店では、この瓶を試飲していません。以下は、評論家の試飲記と、そこから期待される味わいです。
樽からの試飲では、密度が高く、弾けるような黒い果実と純粋さ、深み、ミネラルがあると書かれました。瓶詰め後の試飲では、最初は香りが閉じているものの、空気に触れると黒い果実が開き、口に含むと凝縮しながらも力みがなく、赤い果実の奥に黒いプラムが続くと記されています。別の評者は、全房に由来する甘やかな香りとほのかなハーブ、花の気配、例年より少し強いスパイスを挙げました。
飲み頃については、2025〜2060年、2026〜2060年、2029〜2040年とする評論家の見方があります。瓶詰めから約8年半たった今は、これから長い熟成の時期に入る段階が期待されます。熟成を要するワインと評されているので、抜栓される場合は、時間をかけて開いていく変化も楽しめると考えられます。
2016年という時代
2016年は、日本では伊勢志摩サミットが開かれ、オバマ米大統領が現職として初めて広島を訪れた年です。世界ではリオデジャネイロで五輪が開かれ、英国が国民投票でEU離脱を選びました。2016年にお生まれの方が10歳を迎える節目や、この年の結婚、創業の10周年を祝う贈り物にも、年号が記念の年と重なる1本です。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | 2016年 DRC リシュブール (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 赤ワイン 2016(Richebourg) |
|---|---|
| 商品コード | 6991309 |
| 容量 | 750ML |
| 確認日 | 2026-11-06 |





