私がいちばん美味しかったオーパス・ワンは2010年|ワイナリーで出会った忘れられない一杯

今回ご紹介するのは、オーパス・ワン2010年、750mlです。ラベルの「2010」を見るたびに、プラチナワインの酒井には思い出すテイスティングがあります。
今まで飲んで、一番美味しかったオーパス・ワン
「今まで飲んで一番美味しかったオーパスワンは、この2010年ヴィンテージ。数年前にオーパスワンへ行った時に、ワイナリーのテイスティングルームで振る舞われたいくつかのヴィンテージの中でも、特に美味しかったのがこの2010です。」
これは、酒井自身の体験です。同じ造り手のワインを、その生まれた場所でいくつかの年にわたって飲み比べる。その中で特に印象に残った年が、2010年でした。

グラスが並ぶ、あの日のテイスティングルーム
訪問時の写真には、テーブルに並んだいくつものグラスと、その場で過ごした時間が写っています。「一番美味しかった」という言葉は、その時に飲んだワインについての率直な感想です。すべての人にとっての順位ではありませんが、私たちが2010年をご紹介したい、大切な理由です。

2010年のボトルを、写真でご紹介
今回お送りいただいたボトル写真では、正面ラベルとキャップ天面の両方に「2010」が見えます。全体像に加え、肩、首元、裏ラベルも掲載しました。外観の細部は写真でご覧ください。


訪問時に試飲したワインと、今回ご紹介する販売用ボトルは区別してご案内しています。販売用のこの一本を開栓して試飲した記録はありません。2010年の作柄と造り手の公式コメントは、この先の解説にまとめました。
商品の詳細・ご購入・現物についてのお問い合わせは、記事内の商品ページからどうぞ。
ヴィンテージと生産者のいま
酒井の訪問時の体験談と、生産者の公式資料をもとに構成しています。訪問年・同席者の肩書・比較したほかの年号は、今回の記録では特定していません。
オーパス・ワン 2010 を知る専門店の解説 ・ 1,493字
2010年ヴィンテージ
2010年は、オーパス・ワンが公式資料で「難しい年」と位置づけるヴィンテージです。冷え込みや季節外れの雨に加え、夏の終わりには暑さも訪れました。単純に暖かい年、涼しい年と括れない生育期だったことが分かります。
公式記録では、収穫は9月23日から10月23日。遅い時期の暑さに備えて葉を残し、果実を日焼けから守ったと説明されています。年の評価だけでなく、畑でどのように対応したかを見ると、2010年の背景が具体的になります。
ブレンドの中心はカベルネ・ソーヴィニヨン84%。フレンチオークの新樽で18か月熟成したと記されています。(出典:公式2010年テイスティング資料)
オーパス・ワン
オーパス・ワンは、ナパ・ヴァレーのロバート・モンダヴィと、ボルドーのシャトー・ムートン・ロートシルトを率いたバロン・フィリップ・ド・ロートシルトの共同の構想から生まれました。公式の沿革によれば、1978年に計画が具体化し、最初のヴィンテージは1979年。ナパのブドウで、フランスとアメリカの造り手がともにボルドー型のブレンドを造るという発想でした。
この出発点を知ると、ラベルに描かれた二人の横顔と署名にも意味が見えてきます。今回の写真でも、その意匠が大きく写っています。名前の知名度だけでなく、異なるワイン文化が一つのボトルで出会うことが、この銘柄の背景にあります。(出典:公式「The Estate」)
現在の公式サイトには、2010年と2012年をライブラリーから紹介するページもあります。そこでは熟成を経た2010年の表情を、造り手自身の言葉で伝えています。若い時の評価だけで終わらず、年月を経たワインを紹介し続けている点も、今回の思い出と重なります。ただし、この公式案内と当店の在庫・保管履歴は別の情報です。(出典:公式「A Sophisticated Pairing」)
味わいの特徴
「今まで飲んだ中で一番美味しかった」という酒井の記憶と、造り手が記した香味の説明は分けて読むと分かりやすくなります。今回、酒井から具体的な香りや舌触りの言葉はいただいていないため、それらを本人の感想として補ってはいません。
熟成した2010年について、公式のライブラリー案内は、黒い果実の表情、シルキーな口当たり、風味が重なる複雑さを挙げています。こうした要素の調和は、このヴィンテージに期待する楽しみの一つでしょう。(出典:公式「A Sophisticated Pairing」)
一方、ワインは同じ年・同じ銘柄でもボトルごとに熟成の進み方が異なります。ここでの公式コメントは当店の現物の試飲結果ではなく、酒井の訪問時の感動を、そのまま今の一本の味として保証するものでもありません。
2010年という時代
2010年のボトルを2026年に眺めると、収穫年から16年という時間の長さを感じます。ラベルの年号は動かなくても、それを飲む私たちの経験や、そのワインに結びつく記憶は増えていきます。今回の記事は、そんな一つの記憶から始まりました。
生産者の歩みの中でも、年ごとの個性を伝える取り組みは続いています。セカンドワインのオーヴァチャーは、2021年からヴィンテージを表示するワインとなり、公式には2024年の発売と案内されました。それまでは年をまたぐ表現をしてきたワインにも、収穫年の特徴をより明確に示す方向が加わったのです。(出典:公式「Overture 2021」)
この変化はオーパス・ワン2010年の製法が変わったという意味ではありません。同じ土地のワインを、年の違いに目を向けて楽しむ。その視点で、テイスティングルームでの飲み比べの思い出を読み返していただければと思います。



状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | 2010年 オーパス・ワン 赤ワイン 2010(Robert Mondavi & Baron Philippe-Rothchild Opus One) |
|---|---|
| 商品コード | 6090042 |
| 容量 | 750ML |
| 確認者/確認日 | Codex/ |



