1979年 オーパス・ワン、ファーストヴィンテージが入荷しました

オーパス・ワンの1979年が入荷しました。ロバート・モンダヴィとバロン・フィリップ・ド・ロートシルトの共同事業が、最初にブドウを収穫した年。つまりオーパス・ワンの「ファーストヴィンテージ」です。750ml、赤。撮影台に3本を並べて、正面・キャップ天面・背面・全体の4枚を撮りました。
正面ラベルは、47年分の紙の風合いと細かな擦れはあるものの、青い横顔のロゴと「1979」「OPUS ONE」の文字、二人の署名まで3本ともはっきり読めます。ラベルに大きな破れや欠けは見えません。
キャップ天面にも「1979」

キャップシールの天面には「1979」の刻印が入っています。シールの表面には経年の曇りと小さな擦れがあり、これは写真のとおりです。刻印が残っているので、ラベルだけでなくキャップからも年号を確かめられます。
背面と全体

背面には日本語の輸入者シール(「果実酒」表記)が3本とも貼られています。国内に輸入されたボトルであることは分かりますが、このシールだけで過去の保管状況までは判断できません。

全体写真では、液面の位置も見えます。ただし光の反射と角度があるため、写真だけで液面の段階を断定することはしません。ご検討の際は、対象のボトルを指定していただければ、最新の状態を個別にご案内します。
なぜ1979年を紹介したいか
初収穫は1979年ですが、市場に出たのは5年後の1984年で、まだ「オーパス・ワン」という名前も決まっていない1981年に、1ケースが当時のカリフォルニアワイン史上最高額で落札された年でもあります。しかも今年2026年は、25年間ワインメーカーを務めたマイケル・シラッチ氏が引退を予定している節目の年。原点の1979年を手に取る意味が、いつもより少し大きい年だと思います。作柄・醸造記録・生産者の歩みは、下の「オーパス・ワン 1979 を知る」にまとめました。
1979年生まれの方への贈り物や、1979年創業の周年記念にもお選びいただけます。価格・在庫は商品ページをご覧ください。
ヴィンテージと生産者のいま
本文の状態は掲載写真から見えた範囲のものです。掲載ボトルは未試飲で、味わいの記述は生産者の公表資料に基づく期待です。
オーパス・ワン 1979 を知る専門店の解説 ・ 1,450字
1979年ヴィンテージ
生産者の公式記録によると、1979年のナパ・ヴァレーは春の芽吹きから収穫直前まで、ほぼ理想的な生育期に恵まれました。しかし収穫を迎えた9月にまとまった雨が降り、醸造チームは早期収穫を決断。健全でバランスのよい果実を確保できたと記されています。
ブレンドはカベルネ・ソーヴィニヨン80%、カベルネ・フラン16%、メルロー4%。果皮との接触(マセラシオン)は10日間、フレンチオークの新樽で24か月熟成。カベルネ・フランが16%と現在より高い比率で入っているのは、初年度ならではの構成です。公式資料はこの年の仕上がりを「力強さと繊細さを兼ね備えたバランス」と表現しています。
オーパス・ワン
オーパス・ワン(Opus One Winery)は、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーのオークヴィルにあるワイナリーです。カリフォルニアワインの父と呼ばれるロバート・モンダヴィと、ボルドー一級シャトー「シャトー・ムートン・ロートシルト」の当主バロン・フィリップ・ド・ロートシルトが始めた米仏の共同事業として生まれました。
初年度1979年の醸造を担ったのは、モンダヴィの息子ティム・モンダヴィと、ムートンの醸造家リュシアン・シオノー。自社ワイナリーはまだ無く、ロバート・モンダヴィ・ワイナリーの設備を借りて最初のワインが造られました。
1981年、第1回ナパ・ヴァレー・ワイン・オークションに、まだ銘柄名の無いこの1979年が1ケース出品され、24,000ドル(1本あたり2,000ドル)で落札。当時のカリフォルニアワインとして史上最高額でした。「オーパス・ワン(作品番号1)」という名前が正式に決まったのは翌1982年、市場への初出荷は1984年で、1979年と1980年の2ヴィンテージが同時に発売されています。
近年の動きとしては、2026年7月9日にワイナリーが、2001年に参画し2003年から単独のワインメーカーを務めてきたマイケル・シラッチ氏の引退予定を発表しました。2026年の収穫を最後に退き、後任の選定は2027年初頭から始める計画です。初代のティム・モンダヴィとリュシアン・シオノーから四半世紀を支えたシラッチ氏へ、そして次の造り手へ。1979年はその系譜の出発点にあたります。
味わいの特徴
カベルネ・ソーヴィニヨン80%を軸に、カベルネ・フラン16%、メルロー4%を加えたボルドー型のブレンドです。公式記録は発売当時の仕上がりを「力強さと繊細さを兼ね備えたバランス」としています。
収穫から47年を経た現在は、若い頃の黒系果実の力強さは落ち着き、ドライフルーツやなめし革、枯葉、紅茶のような熟成香と、溶け込んだ滑らかなタンニンが期待されます。ただし、この3本の実際の状態は保管環境やコルクによって一本ごとに異なり、当店では未試飲です。
お飲みになる際は、数日ボトルを立てて澱を沈め、抜栓後は空気に触れさせすぎないよう静かにグラスへ。温度は16〜18℃程度が目安です。
1979年という時代
1979年は、日本でソニーの「ウォークマン」が発売され、東京で先進国首脳会議(東京サミット)が開かれた年です。世界では、1月に米中の国交が正常化し、5月にはイギリスでマーガレット・サッチャーが首相に就任しました。
ナパ・ヴァレーでは、その年に収穫されたブドウが、のちに世界的な銘柄となるワインの最初の一本になりました。1979年生まれの方にとっては、自分と同じ年に生まれた「原点のワイン」。ワインは、その年の天候と造り手の判断をボトルの中に留めたまま、静かに時を重ねています。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | 1979年 オーパス・ワン 赤ワイン 1979(Robert Mondavi & Baron Philippe-Rothchild Opus One) |
|---|---|
| 商品コード | 7800078 |
| 容量 | 750ML |
| 確認者/確認日 | / |


