2011年 DRC ラ・ターシュが入荷しました

2011年のドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ、ラ・ターシュ 750mlが入荷しました。輸入元は日本の正規輸入代理店ファインズです。
液面はハイ・フィル(イン・ネック)で、コンディションはパーフェクトです。ラベル・キャップシールともに良好。正面ラベルには、この年の生産本数「18.196 Bouteilles Récoltées」と「ANNÉE 2011」が記されています。保管はユーロカーブです。
2011年は春の高温に続き6月末にも高温があって一部の果実が日焼けし、7月以降は地域によって平年の約2倍の降雨があったと報じられている年です。コート・ド・ニュイでは収量が2〜3割減ったとされる一方、評論家クライヴ・コーツは凝縮度や色・果実味の良さから「成功」の年と評しています。ラ・ターシュ2011は近年もデカンター誌やバーグハウンド誌で高く評価されていると伝えられています。
生産者では2026年3月、共同当主のペリーヌ・フェナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏が2023年ヴィンテージをニューヨークで披露したと報じられています。
確認は酒井が2026年9月24日に行いました。今年で15年目を迎える2011年のラ・ターシュ、現物写真とあわせてご覧ください。ご購入・お問い合わせはお気軽にどうぞ。
ヴィンテージと生産者のいま
2011年は春先と6月末の高温、7月以降の多雨と天候に振り回された年で、コート・ド・ニュイでは収量が2〜3割減ったと報じられています。評論家クライヴ・コーツは凝縮度や色・果実味の良さから「成功」の年と評しており、ラ・ターシュ2011は近年もデカンター誌やバーグハウンド誌で高く評価されていると伝えられています。
生産者では2026年3月、共同当主のペリーヌ・フェナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏が2023年ヴィンテージをニューヨークで披露したと報じられています。
DRC ラ・ターシュ (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ) 2011 を知る専門店の解説 ・ 2,282字
2011年ヴィンテージ
2011年のブルゴーニュは、4月の高温で生育が早く進み、6月末の暑さで一部の果実が日焼けしました。7月以降は、地域によって平年の約2倍の雨に見舞われたと伝えられます。コート・ド・ニュイの収穫は8月下旬から9月初旬と早めでした。日焼け、ボトリティス、雹、熟度不足が重なり、収量は2〜3割減ったとされます。一方、評論家クライヴ・コーツはこの年の赤を「成功」と評しています。収量が少ないぶん凝縮度が高く、自然なアルコール度数は11.5〜12.5%に収まり、色調も果実味も良好だったといいます。ラ・ターシュ2011について、デカンター誌は密度の高さ、しっかりしたタンニン、長い余韻へと導く酸を評価しました。バーグハウンド誌も「この年としては傑出しており、今なお向上途上」と記しています。
DRC ラ・ターシュ (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)
ラ・ターシュ(La Tâche)は、ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネ村にある特級畑(グラン・クリュ)です。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ(Domaine de la Romanée-Conti、通称DRC)が一つの畑をまるごと所有するモノポールとされます。ブルゴーニュの格付けの頂点にあたるグラン・クリュのなかでも、DRCはロマネ・コンティとこのラ・ターシュの二つを単独で所有しており、ドメーヌの双璧をなす存在です。畑は北でラ・グランド・リュに接し、南はプルミエ・クリュ「オー・マルコンソール」の方へ続くとされます。すぐ北にはロマネ・コンティ、ラ・ロマネ、リシュブールといった名高い特級畑が並び、ここが世界で最も密度の高い銘醸地の中心であることがわかります。
ヴォーヌ・ロマネ村の斜面は、ジュラ紀の石灰岩の上に泥灰土や粘土が重なる土壌とされます。東から南東を向く斜面が朝の光を受け、ブドウはゆっくりと熟していきます。この村の赤ワインは、力強さと絹のようになめらかな質感を併せ持つことで知られます。造り手には、ドメーヌ・ルロワ、ドメーヌ・デュ・コント・リジェ・ベレール、メオ・カミュゼ、アンヌ・グロ、ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュなど、名声ある生産者が揃っています。
ラ・ターシュの歴史は古く、1815年にリジェ・ベレール家が取得して長く保有していたとされます。その後、相続をめぐる争いを経て1933年にDRCが購入しました。1936年には隣接する区画と統合され、モノポールとして現在の姿になったと伝えられます。DRCの株式は、1887年からド・ヴィレーヌ家が、1942年からルロワ家が、それぞれ半分ずつ保有しているとされます。2011年当時は、オベール・ド・ヴィレーヌ氏と、ルロワ家側のアンリ・フレデリック・ロック氏が共同で運営していました。その後は両家の次の世代へと継承が進みました。現在はペリーヌ・フェナル氏とベルトラン・ド・ヴィレーヌ氏が共同当主を務め、2026年3月にはニューヨークで2023年ヴィンテージを披露したと報じられています。花が豊かに咲いた2023年には、6月と7月末の2回、グリーンハーベスト(未熟な房の間引き)を行って収量を抑え、新樽の使用も控えたと伝えられます。年ごとの状況に合わせた、新しい世代のきめ細かな判断がうかがえます。
畑の面積は約6.06haとされ、グラン・クリュとしては比較的まとまった広さです。斜面の上と下では表土の厚さや石の多さが異なり、区画ごとの個性が一本のワインの中で重なり合うと考えられています。品種はピノ・ノワール100%です。DRCはいわゆるセカンドワインを持たないとされますが、年によっては若木などの果実をプルミエ・クリュのキュヴェ「デュヴォー・ブロシェ」に回すことがあると伝えられます。
熟成はフレンチオークの新樽100%が基本とされます。新樽の香りに負けない果実の密度が、この畑の底力を物語っています。茎を取り除かずに房ごと発酵させる「全房発酵」を多く取り入れることでも知られ、これが複雑なスパイスの香りと長い熟成に耐える力のもとになっているとされます。生産量は年間平均で1,870ケース前後とされ、世界中からの需要に対して常に希少です。
味わいの特徴
品種はピノ・ノワール100%です。若い頃のラ・ターシュ2011は、ブラックチェリー、ラズベリー、スミレの香りに、全房発酵に由来するとされるシナモンやクローヴなどのスパイスが重なっていたとされます。きめ細かく密度のあるタンニンが、ワインの骨格を支えていました。2011年から15年を経た今は、果実の印象がドライチェリーや熟したプラムへと移っていることが期待されます。そこにバラの花びら、なめし革、森の下草、枯葉、トリュフ、紅茶といった熟成香が幾重にも現れてくるでしょう。2011年らしい凝縮感のなかで、タンニンが絹のように溶け込んでいくことが期待されます。澄んだ酸が全体を引き締め、長く続く余韻へとつながることが期待されます。抜栓は飲む1〜2時間前を目安にしてください。デキャンタは澱を移さない程度に静かに行い、16〜17℃前後でゆっくりと香りが開いていく様子を追うのが理想とされます。
2011年という時代
2011年、日本は3月11日に東日本大震災に見舞われ、多くの人が日常の尊さを見つめ直しました。同じ年の夏には、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がワールドカップで初優勝し、国中に希望を届けました。世界では「アラブの春」が中東と北アフリカに広がり、10月にはスティーブ・ジョブズ氏が亡くなっています。2026年で15年目を迎えるこのワインには、そうした年の記憶が静かに重ねられています。
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| 銘柄/ヴィンテージ | 2011年 DRC ラ・ターシュ (ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ) 赤ワイン 2011(La Tache) |
|---|---|
| 商品コード | 6991300 |
| 容量 | 750ML |
| 液面 | イン・ネック(ネック内) |
| ラベル状態 | 良好 |
| キャップシール | 良好 |
| 保管 | ユーロカーブ |
| 確認者/確認日 | 酒井/2026-09-24 |





