オーパス・ワン 2011 ダブルマグナム 在庫紹介|現物写真

2011年 オーパス・ワン(Opus One)のダブルマグナム、3,000mlを1本、現物写真とともにご紹介します。ナパ・ヴァレーの赤、アルコール14.0%、税込440,000円です。収穫から数えて15年目の1本になります。
掲載写真は正面ラベル2枚、キャップシール1枚、その他2枚。ラベル・キャップシール・コルクの状態は、現時点では「未確認」の記録です。瓶が大きいため、木箱には入りません。
この年を選んだ理由は二つあります。2011年は冷涼で雨が断続的に降った年と、ジェーン・アンソンは記しています。10月初めの豪雨の前に約4割を収穫し、1週間中断したそうです。もう一つは生産者の節目です。2003年から単独で醸造責任者を務めてきたマイケル・シラッチ氏が、2026年の収穫後に退任すると7月に発表されました。そのタイミングで、この大きな瓶をご紹介します。
確認は酒井、確認日は2026年10月21日です。ご購入・状態のお問い合わせは、商品コード5000008でお気軽にどうぞ。
ヴィンテージと生産者のいま
2011年は冷涼で雨が断続的に降った年と、ジェーン・アンソンは記しています。収穫は9月24日〜10月24日で、10月初めの豪雨の前に約4割を収穫し、1週間中断したそうです。アンソンは94点をつけ、「今まさに飲み頃」と評しています。
生産者では、醸造責任者マイケル・シラッチ氏が2026年の収穫後に退任すると、2026年7月9日に発表されました。2001年に入社し、2003年から単独で醸造責任者を務めてきた方です。
オーパス・ワン 2011 を知る専門店の解説 ・ 2,233字
2011年ヴィンテージ
2011年のナパ・ヴァレーは、冷涼で雨が断続的に降った年とされます。オーパス・ワンの収穫は9月24日から10月24日まで続きました。10月初めの豪雨を前に全体の約4割を摘み取り、その後1週間ほど作業を止めたと記録されています。果皮浸漬は17日間とされます。ジェーン・アンソン氏はこのワインに94点をつけています。やや欧州的で土の気配を帯びた味わいと評し、「今まさに飲み頃」と記しました。
オーパス・ワン
オーパス・ワン(Opus One Winery)は、カリフォルニア州ナパ・ヴァレーの中央部、オークヴィルAVAに居を構えるワイナリーです。米国にはボルドーのような公式の格付け制度がありません。そのため、この銘柄の地位は格付けによるものではなく、40年以上にわたって積み重ねてきた評価と市場の信頼によって築かれました。ステート・ルート29をはさんだ向かいにはロバート・モンダヴィ・ワイナリーが建っており、両者の深い縁を今も風景が物語っています。
オークヴィルは、マヤカマス山脈とヴァカ山脈に挟まれた谷のほぼ中ほどに位置します。西側の山裾から広がる扇状地には、砂礫を多く含む水はけのよい土壌が続きます。日中の豊かな日照と、サン・パブロ湾から流れ込む夜の冷気が大きな寒暖差を生みます。この寒暖差が、カベルネ・ソーヴィニヨンに熟度と骨格の両方をもたらすとされます。オークヴィルはナパの中でも、とりわけ高名なカベルネの産地として知られています。
ワイナリーの起源は、シャトー・ムートン・ロートシルトを率いたバロン・フィリップ・ド・ロートシルトと、ナパのワイン造りを革新したロバート・モンダヴィの出会いにあります。1979年に最初のヴィンテージが仕込まれ、翌1980年に合弁事業として公表されました。このときモンダヴィは、名高いト・カロン畑のうち35エーカーを新会社に譲っています。1989年から1991年にかけてオークヴィルに専用のワイナリーが建てられました。2005年にはコンステレーション・ブランズがロバート・モンダヴィ社を買収し、オーパス・ワンの持ち分50%を引き継ぎました。残る50%はバロン・フィリップ・ド・ロートシルト社が保有しています。2011年当時もこの両社が共同で所有しており、醸造は2003年から単独で醸造責任者を務めるマイケル・シラッチ氏が担っていました。2026年7月には、シラッチ氏が同年の収穫を最後に退任する予定と発表されました。2001年の入社から四半世紀にわたったひとつの時代が、いま節目を迎えようとしています。
自社畑は約108エーカー(約44ヘクタール)とされます。植栽密度は1エーカーあたり約2,200本で、ナパとしては密植です。栽培しているのはボルドー系の5品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、カベルネ・フラン、メルロ、マルベック、プティ・ヴェルドを育てています。ジェームス・サックリング氏の記載によれば、2011年のブレンドはカベルネ・ソーヴィニヨン71%、メルロ11%、プティ・ヴェルド9%、カベルネ・フラン8%、マルベック1%です。1993年からはセカンドワイン「オーヴァチュア(Overture)」も造られており、グラン・ヴァンに使うロットを厳しく選ぶうえで役立っているとされます。
熟成には、主にフランス産オークの新樽を用い、期間は18か月前後が通例とされます。ボルドーの格付けシャトーに通じる設計思想がうかがえる造りです。生産量は年約25,000ケースとされます。単一銘柄の高級ワインとしては大きな規模です。格付けという後ろ盾がないぶん、毎年のヴィンテージがそのつど評価を塗り替えてきました。その積み重ねによって、オーパス・ワンは米国ワインの頂点のひとつと目されるようになりました。
味わいの特徴
2011年のブレンドは、カベルネ・ソーヴィニヨン71%、メルロ11%、プティ・ヴェルド9%、カベルネ・フラン8%、マルベック1%とされます。若い頃は、カシスやブラックチェリーの果実に、すみれの花、杉、グラファイト、ほのかな黒胡椒が重なっていたと考えられます。冷涼な年らしく、引き締まった姿だったことでしょう。収穫から15年を経た現在は、果実がドライチェリーやプラムのコンポートへと移ろっていることが期待されます。あわせて、なめし革、枯葉、湿った土、トリュフ、紅茶といった熟成香が現れていることが期待されます。タンニンは角が取れてきめ細かく溶け込み、冷涼年ならではの伸びやかな酸が全体を支えていることが期待されます。余韻には杉とスパイスが長く続くと期待されます。3,000mlのダブルマグナムは通常の瓶より熟成がゆるやかに進むとされ、まだ若さを残している可能性もあります。抜栓の1〜2時間前にデキャンタに移し、16〜18℃前後で供するのがよいとされます。
2011年という時代
2011年、日本は3月11日に東日本大震災に見舞われ、深い悲しみの中から復興への歩みを始めました。同じ年の夏には、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がワールドカップで初優勝し、多くの人の心を明るくしました。世界では中東と北アフリカに「アラブの春」が広がり、10月には世界人口が70億人に達したと国連が発表しています。この年に生まれた方や、この年に節目を迎えた方にとって、この一本には15年という歳月がそのまま詰まっています。ワインとは、ひとつの年の空と土を、静かに次の時代へ手渡すものなのかもしれません。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | オーパス・ワン 2011(Opus One) |
|---|---|
| 商品コード | 5000008 |
| 容量 | 3000ML |
| 確認者/確認日 | 酒井/2026-10-21 |









