15年の熟成を経たブルゴーニュ1級畑の白ワインが入荷しました!
シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ 1999
しかも生産者はあの名門生産者 ルイ・ラトゥール です!
ルイ・ラトゥールといえば、ブルゴーニュを代表する特級白ワイン コルトン・シャルルマーニュ の生みの親として、あまりにも有名。彼らが造るワインは世界のセレブリティをおもてなしする席でもたびたび登場している様子が多く記録されています。
エリザベス女王のお気に入り
200年以上にわたる伝統を持ち、フランスのエリゼ宮で行われる重要な晩餐会には必ずといってよいほど提供され各国の来賓をもてなすだけでなく、フランス大統領が外交イベントに出席する際にルイ・ラトゥールのワインを持参したとうい記録も残されています。
古くは第二次世界大戦の前年、父ジョージ6世に伴われてフランスを表敬訪問した若かりし日の現エリザベス女王が、ベルサイユ宮殿で開かれた晩餐会で振舞われたルイ・ラトゥールの「コルトン・クランセイ1919」を召し上がり、お気に召されたのでしょう、「もう少しコルトンを」とお求めになったという逸話が伝えられています。
また、かつて小泉首相が訪日したブッシュ大統領をもてなす際にも、日本酒とともに、ルイ・ラトゥールのバタール・モンラッシェを用意したとか。
伝統を大切に守りながら、常に革新を続ける名門「ルイ・ラトゥール」
1797年創業以来、自社畑を拡大させながら1895年に当時革命的とも言われた コルトン・シャルルマーニュを生み出した4代目当主の挑戦的な試みはその後も代々の当主に息づいており、現当主ルイ・ファズリス・ラトゥールの父である6代目当主は、ブルゴーニュ以外の地方でのワイン造りにも成功しています。
グラン・クリュなどの高級ワインは勿論のことですが、南仏で造るカジュアルなラインのワインまで、ルイ・ラトゥールが生み出すワインはがっかりさせられることの少ない、安定したクオリティを保っているのが素晴らしいな、といつも感心させられます。
人気の白ワイン「シャサーニュ・モンラッシェ」、しかもプルミエ・クリュ!
シャサーニュ・モンラッシェと聞いてまず思い浮かぶのはモンラッシェとはじめとする世界最高峰の白ワインと呼ばれるグラン・クリュではないでしょうか?
このグラン・クリュはシャサーニュ・モンラッシェと並ぶ、偉大なる白ワインの産地ピュリニー・モンラッシェとの間に横たわっており、この土地の知名度を世界的なものにした偉大なる白ワインの産地です。
今回ご紹介するシャサーニュ・モンラッシェはこのグラン・クリュから続く1級畑のキュヴェをブレンドし完成されたとても贅沢なワインなんです!
15年の熟成を経た、贅沢な味わいが6000円位でのめるなんてお買得!
一般的にピュリニーの鋭角的な味わいと比べ、より果実味に富、まろやかでリッチな風合いが特徴と言われています。そして熟成とともに、黄金色に深みをまし、フレッシュな果実の香りが落ち着き、かわりに蜂蜜や洋ナシの豊かな香りが増していき、味わいも酸が落ち着きまろやかになると言われています。
ブルゴーニュには大小さまざまな生産者がいて、それぞれが個性豊かなワインを造っていますが、熟成を楽しむワインとなると、やはり信頼のおける名門生産者のものが圧倒的に安心です。
ちなみに、1999年はブルゴーニュの当たり年といわれており、同じシャサーニュ・モンラッシェのプルミエ・クリュでも生産者によっては10000円以上のお値段がついているものもあります。
そう思うと、ルイ・ラトゥールの15年熟成ワインが6000円ほどで口にできるのはとってもお買得だと思います!
偉大な生産者のワインこそ、飲み頃ワインを飲むべし!
わたくしごとになりますが、先日、ブルゴーニュのある偉大な生産者のワインをいただきました。そのワインは口に含んだ時のボリューム感とかみ締めることができるようなリッチな飲み口、そして余韻には果実感とミネラルが濃く長く残り、あぁー美味しいワインだ、、、としみじみ感じさせてくれる素晴らしいものでした。
ただ、とっても残念だったのはこのワインのビンテージが2011年とまだとても若かったこと。2時間ほどかけて飲むうちに、はじめにはなかった複雑な香りや、柔らかな飲み口が出始めて、数年待ってから飲んだらもっと楽しめただろうな、とちょっと後悔しました。
偉大な生産者のワインであればあるほど、適切な時期が来るまで我慢しておいておくべきなんだな、とあらためて感じた出来事でした。
というわけで、15年の年月を経たルイ・ラトゥールのワインは必ず印象的な思い出を残してくれる1本だと思います!
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