ヴィンテージワインの保管方法

ヴィンテージワインの保管に関して

長期熟成されたヴィンテージワインは一般のワインよりも繊細で痛みやすい特徴を持っています。
せっかく数十年もの時を経てきたワインを間違った保管方法により傷めてしまう事程悲しいことはありません。 大切なワイン、正しい保管方法で良いコンディションをキープしてください。

一時的に数日だけ保管する場合

どんな状況でもワインセラーに入れて適切な温度で管理する事が望ましいのですが、セラーが無い場合、どのように保管すれば良いか不安に思う方も多いと思います。 数日だけでしたら25~26度以下に管理された部屋で保管されてもワインが直ぐに傷んでしまう事はありません。
理想はワインセラーの温度 12度~17度くらいですが、数日でしたら26度前後の温度でも大丈夫です。

冷蔵庫は使えるのか?

冷蔵庫の温度は3~8度くらいだと思われますので、入れていただいても構いませんが、注意していただきたいのは以下2点です。
1、冷蔵庫から出したときに急激に温度が上がらないよう気をつける。
2、冷蔵庫はなるべく高い温度設定にする
「1」はやはり冷蔵庫の温度は低めなので、出したときの急激な温度変化はワインを傷めてしまう原因となります。 特に夏場などは冷蔵庫から出した後はなるべく涼しい場所に置くか、ボトルにタオルなどを巻き、急激に温度が上昇しないよう気をつけてください。
弊社で購入したワインは木箱に入っていますが、木箱に入れたままでしたら温度変化も緩やかなのでそのままで構いません。(出したときにラッピングが結露して濡れないよう気をつけてください)

「2」はやはり冷蔵庫の温度は低いので、なるべく設定を高くして、できる限りベストなコンディションであるワインセラーの温度に近づけてください。

尚、小さな冷蔵庫で上部に製氷機などが付いたタイプがありますが、一部でもワインが0度以下になってしまいますと凍って傷んでしまいますので、あまりおすすめできません。
暑い夏など、部屋の温度が30度を超える場合などは冷蔵庫の方が良いので一時的に保管には使用できますが、冷蔵庫の庫内は湿度も低いので、数ヶ月を超える保管にはあまりおすすめいたしません。

長期間保存する場合

ヴィンテージワインを数ヶ月、数年間保管をする場合はやはりワインセラーがおすすめです。
ワインにとって適切な温度や湿度を保つことが出来るので、ベストなコンディションで更に熟成をさせる事ができます。
様々なワインを楽しむ機会も増えると思いますので、是非ワインセラーのご購入をご検討ください。

 

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