1981 クリュッグ・コレクション、マグナム1.5Lが入荷しました

1981年のクリュッグ・コレクション、マグナム1.5Lが1本入荷しました。価格は税込770,000円。今年で45年目を迎える1981年です。
掲載写真は正面ラベル3枚、ネックラベル、輸入元シール、キャップシールの計6点です。ラベル・キャップ・コルクの状態は、現時点では未確認です。写真で見える範囲でご判断ください。
1981年のシャンパーニュは、4月の夜霜と5月の雹で被害が出て収量が少なかった年と要約されています。一方で、8〜9月は高温・日照で成熟が進み、9月下旬の雨の前に収穫できたとも記されています。ブレンドはシャルドネ50%・ピノ・ノワール31%・ムニエ19%。セラーマスターが、シャルドネ主体のクリュッグ・ヴィンテージとして史上初と述べていると、クリュッグ公式で紹介されています。
生産者の近況では、2024年4月にアンボネの新醸造所「Joseph」が報道公開されたと報じられています。大きく変わる醸造の現場と、45年前の1.5Lが同じ棚にあるのが面白く、今回ご紹介することにしました。
確認者は酒井、確認日は2026年10月21日です。
ご購入やご質問は、お気軽にお問い合わせください。在庫は1本です。
ヴィンテージと生産者のいま
1981年のシャンパーニュは、4月の夜霜と5月の雹で被害が出て収量が少なかった年と要約されています。開花は7月にずれ込みましたが、8〜9月は高温・日照で成熟が進み、9月下旬の雨の前に収穫できたと記されています。
クリュッグについては、2024年4月にアンボネの新醸造所「Joseph」が報道公開されました。約9,500㎡の敷地に、プロット別の小規模醸造用として樽4,300本・タンク330基を備えるとDecanterが報じています。
クリュッグ・コレクション 1981 を知る専門店の解説 ・ 1,962字
1981年ヴィンテージ
1981年のシャンパーニュは天候に恵まれず、収量の少ない年になりました。4月の夜霜と5月の雹で畑は早い段階から被害を受け、開花も7月までずれ込んだと記録されています。一方、8月から9月は気温が高く日照も十分で、残った房はしっかりと成熟しました。9月下旬に雨が来る前に収穫を終えられたとも記されています。クリュッグはこの年のブレンドをシャルドネ50%、ピノ・ノワール31%、ムニエ19%としました。セラーマスターは、シャルドネが主体となったクリュッグのヴィンテージはこれが初めてだったと語っています。
クリュッグ・コレクション
クリュッグ(Krug)は1843年にジョゼフ・クリュッグがランス(Reims)で創業したシャンパーニュのメゾンです。シャンパーニュにはボルドーのような生産者単位の公式格付けがなく、クリュッグは「グランド・マルク」と呼ばれる名門メゾンのひとつに数えられています。中でも、毎年のブレンドを最上の表現とする哲学で独自の地位を築いてきました。ランスにはヴーヴ・クリコ、ルイ・ロデレール、ルイナール、テタンジェなどの名門も本拠を構えており、ランスはシャンパーニュ文化の中心地のひとつといえます。
アペラシオンはAOCシャンパーニュです。地下には白亜紀のチョーク層が厚く広がり、この石灰質土壌がブドウに張りのある酸とミネラル感をもたらします。チョーク層は水はけと保水を両立させ、冷涼な北限の産地でブドウの根を深く育てます。産地にはピノ・ノワールの銘醸地モンターニュ・ド・ランスと、シャルドネの聖地コート・デ・ブランがあります。この一帯にはアイのボランジェ、ル・メニル・シュル・オジェのサロン、アヴィーズのジャック・セロスなど、個性の際立つ造り手が集まっています。
クリュッグ家は長く独立経営を続けてきました。1969年にレミー・コアントロー系の傘下に入り、1999年1月にはLVMHがクリュッグを取得します。取得額は約10億フランと報じられ、その後もクリュッグ家が経営に関わり続けました。1981年当時は5代目の兄弟が運営しており、畑と醸造をアンリ・クリュッグ、営業と広報をレミ・クリュッグが担っていました。兄弟は1979年にグランド・キュヴェを改めて世に出し、クロ・デュ・メニルも生み出しています。現在は6代目のオリヴィエ・クリュッグが2009年から当主を務めるとされます。2024年には、クロ・ダンボネの向かいにあたるアンボネに新醸造所「Joseph」が完成しました。設計はAW2で、7年がかりのプロジェクトと報じられています。約9,500㎡の施設に樽4,300本とタンク330基を備え、区画ごとに小さく仕込むための拠点とされます。HQE認証も取得したと伝えられています。
自社畑は約21haで、残りのブドウは長年取引のある契約栽培農家から調達しています。象徴的な区画は二つあります。ひとつはル・メニル・シュル・オジェにある約1.8haの石垣に囲まれたシャルドネ畑、クロ・デュ・メニルです。もうひとつは1990年代に取得したとされる約0.68haのピノ・ノワール畑、クロ・ダンボネです。品種の比率は年ごとのブレンドで決まり、1981年はシャルドネが50%を占めました。
醸造の要は、平均使用年数約20年の205L小樽での発酵です。グランド・キュヴェは120以上の原酒と10以上のヴィンテージを組み合わせ、約7年熟成させます。ヴィンテージは10年を超える熟成を経てから出荷されます。クリュッグ・コレクションは、そうしたヴィンテージをメゾンのセラーでさらに長く寝かせ、熟成の頂点で改めて送り出す特別なシリーズです。
味わいの特徴
品種構成はシャルドネ50%、ピノ・ノワール31%、ムニエ19%です。1981年から45年が経ち、熟成によって果実は砂糖漬けのレモンピールや干しアプリコット、蜂蜜漬けの洋梨のような方向へ移っていることが期待されます。トーストしたブリオッシュやヘーゼルナッツ、蜜蝋にくわえ、紅茶、キノコ、白トリュフ、モカのような熟成香が現れることが期待されます。泡は細やかで穏やかになっていることが期待され、ピノ・ノワールに由来するほのかなほろ苦さが骨格を支えていると考えられます。チョーク土壌に由来する酸が芯に残り、塩気を帯びた長い余韻へ続くことが期待されます。デキャンタは用いず10〜12℃前後で抜栓し、大ぶりの白ワイングラスで温度とともに開いていく様子を追うのがよいでしょう。
1981年という時代
1981年4月、スペースシャトル・コロンビアが初めて打ち上げられ、宇宙開発は新しい時代に入りました。7月にはチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式が世界中に中継されています。日本では神戸ポートピア'81が開かれ、福井謙一博士が日本人として初めてノーベル化学賞を受けました。
状態の記録を全部見る(確認者・確認日つき)
| 銘柄/ヴィンテージ | クリュッグ・コレクション 1981(Krug Collection Brut) |
|---|---|
| 商品コード | 5000009 |
| 容量 | 1500ML |
| 確認者/確認日 | 酒井/2026-10-21 |










