アンゴーヴ社100年ヴィンテージと125年のあゆみ
南オーストラリアリバーランドに朝日が昇る瞬間、アンゴーヴ社はレンマークワイナリーで記念すべき100年目のヴィンテージワイン造りをしばし祝いました。
アンゴーヴ社はレンマークという地域において一番古いワイナリーであり、オーストラリアで最も初期からあるワイナリーの一つでもあります。1886年にアデレイド北東部の山のふもとにあるTea Tree Gullyという町に慎ましく創業を開始。2011年で記念すべき125周年目を迎えます。125周年と100年ヴィンテージ記念の両方の意味合いを込め、破砕の工程を行うことで祝いました。
4代目責任者および社長のJohn Angove氏は今朝ワイナリーで記念すべき100回目のブドウの破砕を家族、従業員とともに祝いました。
「私という人間が今ここに立って、収穫・醸造をしているよりもずっと昔から4世代にも渡ってワイン造りをしてきました。それは驚嘆すべきことであり、会社にとって大きな進歩に繋がりました」とJohn氏は語ります。
「一個人として、この会社が長きにわたり創業できたことを心から誇りに思います。そしてこれから100年先の架け橋を自分の娘Victoria 、息子Richardと共に分かち合いながら造っていきたいです。
2011年は挑戦の年でもありました。春にかけてブドウ園での大雨に苦しめられましたが、長きに渡り何の不満も言わず、厳しい干ばつや川の氾濫と命がけで戦ってきた私たちにとって、あの厳しかったマレー川を見ても美しい川だと感嘆の声をあげずにはいられません。
時には優しく、時には厳しく、それが農業だと思うかもしれません。確かにワイン造りも一瞬一瞬が挑戦です。しかし今年私たちのワイナリーでは18500トンものブドウを破砕しました。これは3年以上も続いていることです。100年ヴィンテージは最も生産量が多い年ではありませんが、あえてランク付けするならば、100年間の中で3番目の出来ですね。
今後、アンゴーヴというブランドは商品の改良を重ね、自国と海外にビジネスを展開し続けられることに自信をもち、未来のグローバル社会に向けて努力し続けます」
Angove Family Winemakers- 2011 ヴィンテージ統計
・レンマークで約18500トンのブドウを醸造
・100名以上の従業員が全ヴィンテージワインに携わる
・2月上旬から4月下旬にかけての取引
・2011年は23種類におよぶブドウ品種を醸造
歴史
1910年2代目Thomas Carlyon Angoveがリバーランドで創業開始。リバーランドで初めてのワイナリーとなりました。
その時代、ワイナリーを移転することがおかしなことだと考えられていました。というのは、リバーランドではドライフルーツや食用ブドウの栽培に適しているというのがその時代の一般常識であり、ワイン用のブドウ造りには適していないと思われていたのです。その後、アンゴーヴ社の成功で多くのワインメーカーがリバーランドの立地条件を認め、今では様々なフレーバーのワインを生み出す優れた地域となりました。
1886年Tea Tree Gullyでの小規模創業から1910年のレンマークへの移転の期間、ワイ
ナリーは著しく変貌を遂げました。元はローカル地域でブランデーやフォーティファイドワイン製造用のブドウを栽培していましたが、Tea Tree Gullyのセラーでプレミアムワイン造りを管理し、たちまち品質の高いワイン製造で頭角を現し、次第に「高潔」なブドウへと成長させました。
1950年代から1960年代の間、3代目Thomas William Carlyon Angoveが多くのプレミアワインの製造技術に着手挑戦し、その技術は今日にも受け継がれています。最も注目すべきなのは、コンクリート製の発酵槽をMclaren Vale、Coonawarra、Adelaide Hills、Clareと言った小さな地域ごとに使用しているということです。
アンゴーヴ社のレンマークワイナリーは今や20000トン以上のブドウを南オーストラリアに跨るプレミア地域で栽培しています。
アンゴーヴ社は他社の傘下に入らず誇りを持って家族経営を続けており、マネージングディレクターであるJohn Angove氏を筆頭とする4世代目によって常に前進し続けています。今では5世代目にあたるJohn氏の二人の子供、Victoria氏とRichard氏が今日の競争社会に積極的に立ち向かっています。 |