偉大なる格付け1級ワイン!ラベルデザインも魅力的!
シャトー・ムートン・ロートシルトはフランスのボルドー地方を代表する格付け1級シャトーの一つです。ユダヤ系大富豪のロスチャイルド家が1853年にこのシャトーを買収しましたが、その2年後に行われたボルドーの格付けでは2級格付けとなってしまいました。これに納得のいかなかったムートンは、畑から醸造技術にいたるまであらゆることの改革を推し進めました。
その結果、1973年にボルドーの格付けでははじめて、ムートンは2級から1級に格上げとなったのです。
その際「われ1級になりしが、かつて2級なり。されどムートンは今も昔もかわらず」というオーナーが発した名言はあまりにも有名な話です。
ムートンの人気の秘密は、ワインの壮大で華やかなつくりに加え、毎年変わるラベルデザインもその要因のひとつとなっています。
1981年のラベルはフランスのニース出身の画家であり彫刻家のアルマン・フェルナンデスが描いています。彼の作品にはたびたび楽器が描かれていますが、1981年のラベルにもヴァイオリンの曲線が描かれています。