数々のワインをテイスティングした中で、
「このピノいいよね!こんなピノらしい、ピノ、なかなかないよ」 と酒井がほれ込み、
即買いを決意したのがこの シャサーニュ・モンラッシェ”レ・ウイエール”2000 です。
香りの華やかさと果実味の凝縮感!
ブドウをまるかじりしたようなこの味わい・・・ ホント、美味しい!!
なるほど!
それもそのはず、この“レ・ウイエール”は今大注目のブルゴーニュの新星「ブノワ・アント」氏の
ワインだったんですね。
お宝スーパー新世代とも呼ばれるブノワ・アント氏。 ジャンシス・ロビンソン女史など著名なワインジャーナリストからも大注目。
99年ヴィンテージのリリースとともに、世界中のバイヤーからひっぱりだこ、 すでに全生産量がフランス国外に輸出されているのです。
幻って?
実はこの“レ・ウイエール”すでに蔵元では完売済み。
最後の最後をデリバリーワインがいただきました。
今度飲みたいと思ってももうどこにもない幻のワインなんです。
今後白ワインしか造らないと決意したブノワ氏は2001年を最後に 樹齢60年にもなるピノを抜いてしまったとのこと。
もったいな〜い!!こんなに美味しいワインができるのに・・・
ブルゴーニュのお宝スーパー新世代
ブノワ・アント
ブノワ・アント氏は今年35歳。ブルゴーニュワインファンには垂涎の生産者、ムルソーのスター「アルノー・アント」(注1)の実の弟です。
ブノワ・アント氏は1998年からエティエンヌ・ソゼの指導を受け醸造を開始、1999年より自社瓶詰めをしています。
血筋でしょうか?彼の造るワインのポテンシャルは高く、瞬く間に各国のバイヤーからひっぱりだことなり、現在では全生産量が輸出されフランス本国では入手不可能な程の人気なのです。
一気にスターへの階段を駆け上がるブノワ氏ですが、「95%の時間は畑にいる」と明言しはばかりません。優れたワインは優れたぶどうから生まれる・・・かたくななポリシーのもと、真摯な態度でワイン造りに取り組んでいます。
サシャーニュ・モンラッシェの新星ブノワ・アントはすでに全生産量が輸出されていることからも実力の程がはかりしれますが、イギリスが誇るワインジャーナリスト「ジャンシス・ロビンソン」や米国の評論家アレン・メドーにも注目されはじめ、いよいよ今後の発展が期待される生産者です。
(注1) アルノー・アント : ブノワ氏の兄でムルソーの新世代の雄として唯一コシュ・デュリに認められた造り手