【クロ・デ・ムール】
Clos des Mourres
ドメーヌ公式ホームページ:http://www.closdesmourres.fr/
(以下輸入元資料)
この生産者は、今年2011年の最もエキサイティングな発見の一つ。そして、この生産者のワインに興奮しているのは私たちだけではありません。実は2011年9月ドメーヌ・ピエール・ユッセリオを訪問した際、彼らにクロ・デ・ムールのボトルを1本プレゼントしたんですが、1週間後私がクロ・デ・ムールを訪れると、すでにジャン-ピエール・ユッセリオがシャトーヌフの友人達と一緒に飲むためのボトルを手に入れるためにクロ・デ・ムールを訪問していたこと知りました。なかなか興味深いですね。
ドメーヌの名前と美しいラベルのデザインは、”ムール”というフロヴァンス風のサラダが元になっています。ジャン-フィリップとイングリッドはこの野生のムールが彼らが購入したブドウ畑に生えているのを見つけました。少し野生のロケットに似た味わいのこの野菜を見て、ジャン-フィリップは彼の子供時代、彼の祖父の農場で自然をすぐ傍らに感じ、農場でとれたばかりの食べ物を食べた時の感動を思い出しました。
彼は先立って、ブドウ栽培と醸造用機械の店を売却したのですが、その仕事のお陰で、彼はローヌ渓谷のたくさんの醸造家達を知っており、特により自然なワインを造る醸造家達に感銘と影響を受けていました。
そのため、彼とイングリッドがワイン造りの世界へ飛び込むことを決心したときには、ビオディナミを実践し、できるだけ自然にワインを造ることを目標にすることは何の迷いもありませんでした。
彼らは私たちの友人の中でも、最も情熱的で、温かく、地に足のついた造り手たちの一人で、質素な生活を送りながらも、限られた資源を利用して人生を楽しんでいます。彼らは30年物にもなるランボルギーニのトラクターを安く購入したのですが、彼らが言うには自分たちは絶対に高級車を手に入れることはできないし、実はよく手入れをしていた地元の人が所有していたもので、走行距離も多くなかったのだそうです。(実は高級車のランボルギーニは、トラクターの生産で財産を築いたランボルギーニ氏によって1963年に設立されたのをご存知でしたか?)またジャン-フィリップはそのトラクターに乗っていない時は、こちらもクールで安かった15年物のオートバイBMW R1150 GSでよく走り回っています。素敵なライフスタイルじゃありませんか!
最近彼らは、最初の2年間古い中古の機械を寄せ集めてワインを造った自宅のガレージを、エコな選択として羊毛!を絶縁素材に使ったり、木材など地元の安価な建築資材を使ってシンプルで非常に使い易い醸造所に改造しました。
クロ・デ・ムールは多くのワインを生産してはいませんが、しかし品質は飛び抜けて素晴らしく、ワインは深く複雑で、見事なエネルギーに満ち、もちろん確実に熟成しますが、若いうちからも美味しく飲むことができます。
クロ・デ・ムール コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ 2010 ワインについて:セカンドヴィンテージが到着!エネルギーと熱意に満ちた新しい生産者から届いた素晴らしい新しいローヌワインです。
2009年1月にイングリッドとジャン-ポールのブーシェ夫妻はケランヌの近くに小さな畑をいくつか購入し、その第一日目からビオディナミを実践しました。
今は見事な中古品の器具達に囲まれた彼らのガレージで、最低限のSO2以外は何も添加せずに非常にナチュラルにワインを造っており、全てのプロセスを通してなんというか芸術的な取り組みが感じられます。果実味、活力、フレッシュさが魅力で、美しくオリジナリティ溢れるラベルを反映しています。2010はセカンドヴィンテージです。
ブドウ品種:グルナッシュ80%、シラー20%
プレス:リヴィングストーン-リアマンス:「力強く、本格的なワイン」
ティスティング・ノート:非常にチャーミングだった2009年より少しワイルドな印象ではありますが、ブラックベリー、ブラックチェリー、イチゴ、フレッシュなフルーツ、リコリス、ドライフルーツなどが詰まった香りと味わい。骨格は彼らしくエネルギッシュで、しっかりしたタンニンとワインを前へと押し出す活き活きとした酸味があります。 |