土壌の長所を最大限に引き出して、高い品質を保つ
シャトーマルゴーの周辺の土地は小高い丘になっており、砂礫質の土壌にカベルネ・ソーヴィニヨン(7割)を、粘土質が多めの土壌にはメルロ(2割)を、中間的な土壌にはカベルネ・フランとプティ・ヴェルドを植え付け、土壌の長所を最大限に引き出して、高い品質を保っています。
ご存知、ボルドー格付け1級に格付けされる有名シャトーで、他の5大シャトーに比べ「優美なワイン」と表現され、力強さと繊細さを兼ね備えた、女性的なワインといわれています。
ドラマ「失楽園」で一躍有名になり、高級ワインの代名詞。ワイン好きでなくても、誰もが憧れ一度は手にしたいと言う思いにかられます。
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力強さと優雅さを兼ね備えたボルドー・メドックの赤ワイン。
1855年に開催されたパリ万国博覧会で、数あるワインの中から選ばれた58のシャトーは、オーブリオンを除いた全てがメドック地区のものでした。
そんな高級赤ワインを産出するメドック地区では今でも、権威ある格付けワインが世界中に知られています。
しっかり骨格のある、タンニンの強いカベルネ・ソーヴィニヨン主体の赤ワインから、サン・テステフ辺りになるとメルロの比率が若干高まり、優しさが加わります。
若いうちはタンニン分が豊富でスパイシーな特徴のあるメドックのワインも、熟成と共にエレガントで滑らかで、複雑味が増します。