シャトー・マルゴは常に偉大なワインを生み出す素晴らしい生産者ですが、特にヴィンテージとして難しい年であった1980年のこのワインにおいて、その評価を確かなものとしました。
1980年のボルドー地方は春先から初夏にかけて長い雨と低温が続き、葡萄の花が開花したのが6月の終わりになってから、という非常に遅いタイミングとなりました。その後の夏も不規則な天候ながらも日照が戻り、収穫のタイミングを極限まで遅らせることが出来るかどうかによって、シャトーごとのワインの出来に大きなばらつきが出たヴィンテージです。
シャトー・マルゴーでは、この収穫のタイミングに成功したことで多くの賞賛を浴びることになりました。
繊細でしなやかなバランスを備えたヴィンテージです。
パーカーポイント 88点