自然派ワインの教祖的生産者マルセル・ラピエール。
マルセルのヌーボーは優しさにあふれています。
この温和な顔! この表情にマルセル・ラピエール氏の魂、そして彼の作り出すワインの味わいがあふれています。
有機農法の草分け的存在である彼がつくるワインはやさしさにあふれ、しみじみとあじわうことのできるヌーボーです。
ボジョレーを自然派ワインのメッカに仕立てたカリスマ醸造家
最新技術を駆使して大量生産でボジョレー・ヌーボを生み出す生産者が多い中、マルセル・ラピエールは昔からの自然なワインの製法をかたくなに守っています。
昔からの製法とはすなわち、太陽の光と大地の恵みの全てをワインにこめる造り方。あるがままを守るためにあえて手のかかる方法でワイン造りに取り組んでいるといえます。
手間を惜しまず自然と向き合う
最近になって、有機農法を標榜する生産者はかなり増えましたが、彼はまさにその草分けです。除草剤も使いません。除草剤を使うと草だけでなく、その畑に生息している酵母菌も死んでしまいます。逆に使用しなければ酵母菌は生きてブドウに付着し、自然にアルコール発酵を促します
。
一般にワイン生産者は自分の好みの酵母(培養酵母)を使います。使い慣れた酵母であれば、発酵のプロセスを熟知しているので管理がしやすいからです。
しかし、土着の酵母(天然酵母)となるとそうはいきません。
畑には何種類もの酵母が生息しているので、年によって優勢となる種類が異なるのです。 ある酵母の発酵のプロセスを理解したとしても、次の年にも同じものが付着し経験を応用できるとは限りません。
ラピエール常に畑と対峙し、そうした困難なワインづくりを実践しているのです。
受け継がれるこだわり
マルセル・ラピエールはボジョレーの地でナチュラルワインを造りつづけて20年以上。
1973年に23歳の若さでワイナリーを継いだときには、学びたての現代醸造法でワイン造りに取り組みましたが、父とは違うその手段に違和感を覚えるようになり、昔ながらのワイン造りに戻っていきました。
時流とはまっこうから対立する、自然に敬意を払うその方法は当初周囲からは受け入れられませんでしたが、80年代後半になり志の高いワインメーカーたちが彼の方法を学びにくるようになりました。
マルセルは自分の持てる知識・経験の全てを積極的に教えました。この姿勢が自然派ワインの教祖的存在と言われる所以です。
マルセルの20年以上にわたるワイン造りに対する姿勢をまじかで見続け、学び続けた息子現在28歳になるマチュー・ラピーエルにも、彼のポリシーは深く受け継がれています。
●酸化防止剤記載についての注意事項
マルセル・ラピエールが造るキュヴェは完全有機製法をとっており、酸化防止剤は添加せずに瓶詰めされます。しかし、SO2はワインの醸造過程でごく少量自然には発生します。
フランス政府より認可をうけた機関で食品検査をおこなったところ、マルセル・ラピエールのボジョレー・ヌーボーにも自然発生するSO2がごく微量ですが10mg(通常のワインには100mg含まれる)含まれていました。そのため、報告する義務があり,輸入ラベルにも酸化防止剤が明記されています。 |